本物の「バターライス」の価値を知るとき

チャーハンはそれだけで単品料理として、自宅でも作って食べる。なのにフランス料理店や洋食屋さんで料理の付け合せに登場する「バターライス」は、日常のそれではないのはナゼでしょう?

ピラフ、ではなくバターライス。

じつはこれ、基本的なポイントさえ抑えておけば、主役を張れるほどおいしく作ることができるんです。チキンソテーやハンバーグが、脇役に一転してしまうくらいに。

手間でも“ハマる”味
ポイントはこの3つ

本格的なバターライスに仕上げるには、それなりに手間はかかります。はい。それでも、一度でいいから作ってみてください。きっとハマるはずだから。押さえるべきポイントは、この3つだけ!

01.
生米は洗わない

生米は水につけた瞬間から水を吸い始めます。吸水してしまう前に、生米にバターやタマネギの風味を移すことが大切なのです。

02.
生米をツヤが出るまで炒める

ツヤが出るまで炒めることで、「吸水」ならぬ「吸バター」させるというわけ。バターの油分を含むと、ちょうどいいアルデンテのような硬さの食感に仕上がりますよ。

03.
オーブンで加熱する

最後は鍋ごとオーブンに入れて加熱します。なるべく厚手の鍋を使うのがおすすめ。短い時間で米の中心に火を通すことで、柔らかすぎず、固すぎない食感に仕上がります。

<材料:2人分>
生米:150g
無塩バター:20g
タマネギ:1/4個
白ワイン:大さじ3
水:120cc
塩:小さじ1/2
タイム:1本

 

<作り方>
1.タマネギは粗みじん切りにし、鍋にバターと一緒に入れ弱火で炒める。
2.馴染んだらお米を洗わずに加え絡めるように炒める。
3.お米にツヤが出たら、白ワイン、水、塩を加え全体を混ぜ合わせて沸騰させる。
4.タイムを乗せ蓋をし、180度に予熱したオーブンに鍋ごと17分入れる。
5.取り出してさっと混ぜたら、10分蒸らして完成。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。