今、〝鳥取市ロス〟になる人が増え続けている理由とは?

「私にも、こんなふるさとがあったらよかった」
2泊3日じゃ足りない! まだ体験したいことがたくさんあったのに!」
「都会での生活に疲れた私の心のデトックスをしてくれた3日間でした」

これは、鳥取市が実施する短期ワーホリプログラム『すごい! 鳥取市ワーホリ!』の参加者たちによる〝鳥取市ロス〟を嘆く声。

日本最大級の砂丘を愉しみ、ご当地グルメを堪能する観光旅行もいいけれど、人の優しさや温かさに触れる……もしかしたら、あなたの今後の人生を大きく変えるかもしれない2泊3日の〝人を巡る旅〟はいかがですか?

あなたの悩みを一発解決!?
「鳥取ブラザー&シスター」

突然ですが、鳥取市と聞いて、何を思い浮かべますか?

やっぱり鳥取砂丘?
それとも松葉ガニ?
日本史を勉強していた人なら、麒麟獅子かもしれませんね。

これから紹介するのは、観光マップに載っている名所や名産などとは一味違う、将来、移住を考える際に、鳥取市を候補地に入れてもらうため、鳥取市が実施している2泊3日のワーホリプログラムなんです。

その体験システムには、ほかでは味わえないユニークで斬新な企画がてんこ盛り。

移住したいと考えたときに、移住先のある程度の情報はインターネットで調べられます。だけど、その情報は現地で暮らしている人の考えや思いとは、少し違う......なんてこともあったり。そんなときに役に立つのが『鳥取ブラザー&シスター候補』と呼ばれる人たちとのチャット機能

「移住してきた人でも街に馴染めるのか?」や「どんな魅力があるのか?」などの、鳥取市での暮らしにまつわる質問に優しく丁寧に答えてくれます。

ちょっと行ってみよう、という気持ちが湧いてきたら、『すごい! 鳥取市ワーホリ!』ならではのスペシャルプランがあなたを待っています。たとえば、このようなラインナップ。

『ストレスOFF保証プラン』
『わたし巫女になる! リアルみそぎプラン』
『自給自足も夢じゃない! プラン』
『自分探しスタートプラン』

そして、最大の特徴は『鳥取ブラザー&シスター届』

これは、あなたがワーホリプログラムを体験している途中に〝兄弟や姉妹〟(のような関係の人)を作れるという、とっても独創性あふれるサービスです。その鳥取ブラザー&シスター候補は、先ほど触れたチャット機能で、あなたが実際に話した人たち。

家族のように思える人ができれば、本当のふるさとのように感じられるでしょう。

人生の転換期を支えてくれる
「移住定住コンシェルジュ」

それでも、「ワーホリも鳥取市も未体験だから、ちょっと心配かも………」という人には、鳥取市のブラザーやシスター以外にも頼れる存在がいます。それが、移住定住コンシェルジュ

人生の転換期にもなりうる、移住に関するありとあらゆる相談に乗って不安を解消してくれる『鳥取市 移住・交流情報ガーデン』の移住定住コンシェルジュ・髙木章子さんにお話を聞きました。

髙木章子さん

鳥取県三朝町生まれ。東京、大阪からJターン。鳥取市の暮らしやすさと美味しさを堪能中!

──昨年発売の『田舎暮らしの本』(宝島社/2017年2月号)で発表された『「住みたい田舎」ベストランキング』の総合部門で鳥取市が見事1位に輝きました。ご自身がコンシェルジュをつとめている市が選ばれたご感想はいかがですか?

「より住みたいと思ってもらえる地域にしていきたいと、あらためて感じました。これをきっかけに、この地域のことを考えたい、という人も増えてきたようで、嬉しいですね。

鳥取市に限らずなのですが、ここ10年で移住の動きが変わってきています。以前は、第二の人生を楽しもうというシニア層が多かったんです。もちろん、この流れは依然としてあるんですが、最近は〝田舎もおもしろそうだな〟と考える若い人が増えていて、地方は、ある意味では〝先端のフィールド〟とも捉えられているようです。鳥取市でも、都会と地域を結ぶ人や情報のネットワークが鳥取市の魅力をより引き出すようなおもしろい動きがたくさん生まれています。

鳥取市が理想の移住先に挙げてもらえる具体的な理由としては、都会的な利便性と自然の暮らしが同居しているということ。とにかく〝住みやすい〟のだと思います。全国的には、あまり目立たない街という印象かもしれませんが(笑)。その〝際立っていない〟ところが、逆にほどほどにいいんだと思います。さらに、自然が身近なところにあるので、仕事帰りに海やスキー場に行くことができたり。つまり、日常の中で自然を楽しむことができるんです。あと、人も近いです。すぐに顔見知りになりますね。だから、安心、安全、治安のよさは太鼓判です」

──鳥取県三朝町出身の髙木さんは、東京と大阪で暮らしていた経験もあるようですが、その二つの都市にはない鳥取市の魅力はなんだと思われますか?

「一度、鳥取市を離れて帰ってくると、〝あ、こんなにいい場所なんだ〟とあらためて気付くんですね。都会にいたときはほとんど意識しなかった、四季を五感で感じる暮らしとでもいうか、自然の恵みを日常の暮らしのなかで感じています。大雪のなかで春を思うと胸がポッとあたたかくなるとかね。鳥取市には、自然の物差しに近い暮らしがありますね。

あとは、日本海の鮮魚、イカやカニといった食べ物も魅力ですね。オスの松葉ガニは有名ですが、メスの親ガニは鳥取でなければ食べられません。都会ではお金を出しても手に入らない、地元の新鮮な魚介類はやっぱり最高ですね」

──では、移住定住コンシェルジュの具体的な活動内容や役割を教えてください。

「鳥取市に移住される方、興味のある方をご案内するというのが主な活動内容です。ワーホリプログラムでは、市内を一緒にまわりながら、鳥取市の良さを伝えたりもします。

また、〝家を探したい〟や〝仕事を見つけたい〟といった相談に対して、どう手順を踏んでいったらいいのかをアドバイスし、移住に向けてサポートをしていきます。さらに、移住してからもずっと鳥取市に定住していただくために、暮らしの相談にのったり、移住者同士や地域の方との交流のサポートをします」

──移住を希望される方の「移住したい理由」はどんなものが多いですか?

「シニアの方でしたら、仕事優先の生活から、自分のためにゆったりとした暮らしにシフトしたいと考える方が多いようです。20代、30代の子育て世代の方は、自然の中でのびのびと子どもを育てたいと思われる方が多いですね。また、自然と人間を大切にする仕事を自分で起業したいと移住を希望する若い人もいらっしゃいます。

相談に来られるのは、関西圏の方が多いですが、九州や関東の人もいらっしゃいます。鳥取市を選ばれる理由は様々ですが、〝今まであんまり知らないところなので行ってみたい〟とか〝人の少ないところで暮らしたい〟といった声も聞きます」

──では最後に、TABI LABOの読者にメッセージをいただけますか?

「知り合いが鳥取市にいる方やUターンの方は、比較的安心して移住できると思います。しかし、Iターンの方は、誰も知らない場所で暮らすことになるため、移住定住コンシェルジュの私たちが、親戚や友だちのような存在となるようサポートをしたいと考えています。

鳥取市は本当にいいところです。まずは一度来てみてください。そうすれば、きっと実感していただけると思います」

〝なごみの国〟が
〝あなたの街〟に変わる瞬間

鳥取というと砂丘のイメージばかりが先行しがちですが、『因幡の白うさぎ』で知られる白兎海岸をはじめとする美しい海も魅力のひとつ。そこで水揚げされる、松葉ガニやシロイカもまた、人を惹きつける要素です。

そんな自然の恵みがあふれる鳥取市を、現地の人と触れ合いながら楽しめる短期ワーホリプログラム。加えて、不安であればチャットで相談もできるし、コンシェルジュの手厚いサポートも受けられる。

ほら......あなたの知らない鳥取市が待ってますよ。