どう思うのも「自由」

 

質問です。
あなたはこの乳房をみて、どう思いますか?

 

 

Sally Hewettは、フランスで活動するアーティスト。乳がんの影響で片方だけになった祖母の乳房にインスピレーションを受けて、病気や手術で変化したからだをモチーフに刺繍作品をつくりはじめました。

 

からだは人生の記録だと思うの。手術もそうだし、加齢とか、病気とか、出産とか、そういうので変わっていくでしょ?もちろん、エクササイズでも変わるわよね。ずっと同じ状態ではいられない。どんどん更新されていく。だから、わたしにとっては、どんなからだも尊いのよ。

わたしの作品が、みた人が自分の美の価値観について考えるきっかけになるとうれしいわ。

 

 

正直、わたしはSallyのように「どんなからだも尊い」と心から思うことはできません。じっさいに片方の乳房がない人を前にしたら、びっくりしてしまって、何も言葉が出てこないかもしれません。

でも、それが必ずしもいけないことではないと思うんです。この世に存在するすべてのものには、いろんな捉え方があるから。価値観は、人それぞれ違うから。ただ、自分の価値観を誰かに押し付けちゃいけないし、相手の価値観を否定しちゃいけないよなあ、なんて。

 

Licensed material used with permission by Sally Hewett
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。