旅行の前にチェックしておきたい宮崎県「日南」の5つの魅力

私たちは、日々いろんな街を訪れています。それも、“意外と何も知らないまま” に。そして後々になって「あそこに行っておけばよかった!」なんて後悔したりもするわけです。

ここでは、宮崎県・日南市の「旅行の前にチェックしておきたい5つの魅力」を紹介します。

01.
アジアからの観光客が溢れる
「クルーズ船」

油津港は、東九州で唯一の「ファーストポート」。

平成26年度に行われた港湾整備によって、博多港や長崎港と並んで、16万トン級の大型クルーズ船が国内で最初に入港できる港になりました。2016年の寄港数は17回と、前年の3倍以上に増えたそうです。

中国や韓国、台湾など、アジアからの外国人観光客が数多く利用しています。もちろん、神戸や長崎から出航する国内線も充実しています。

船を降りると大型バスが出迎えてくれて、九州の小京都といわれる「飫肥」の城下町や、日南の美味しい特産品を食べることのできる場所を巡ります。日南の落ち着いた街を楽しんでください。

02.
プロスポーツチームが集まる
「キャンプ地」

年に一度「お目当て」の選手をひと目見ようと、県内外からたくさんの人が訪れます。降水量が少なく、平均気温が15度以上と好条件に恵まれた日南の2月は、シーズン開幕を控えたプロスポーツチームの「キャンプ地」として人気が高いんです。

なかでも、広島東洋カープは、1963年から半世紀以上も地元の日南市天福球場を訪れていて、他にも、埼玉西武ライオンズ、サッカーでは横浜FC湘南ベルマーレがトレーニングを行なっています。暖かな春空のもと、キャンプ地めぐりをするのも人気観光のひとつです。

03.
水揚げ量は日本一
「カツオ一本釣り」

日南といえば、カツオです。目井津(めいつ)港や外浦(とのうら)港といった漁業の拠点があり、「近海カツオ一本釣り」の水揚げ量日本一の街を支えています。

市内では、カツオのたたきや刺身だけでなく、オリジナルのご当地グルメ「カツオ炙り重」も人気。宮崎ではマンゴーや宮崎牛が有名ですが、海の幸もすごくおいしいんです。日本一の街で獲れる、新鮮なカツオを味わってみては?

04.
おみやげに、箸はいかが?
「飫肥杉」

コケで覆い尽くされた地面に、空に向かってまっすぐ伸びた木々。飫肥城跡の「飫肥杉(おびすぎ)」は、その場に神秘的な空間をつくっています。

400年もの歴史をもつ飫肥杉は、油分が多く耐久性や弾力性に優れていたり、軽くて水に浮きやすいなどの特徴から、かつては木造船を作る木材資源として、漁業と並んで日南市の経済を支えていました

飫肥の城下町を歩くと、飫肥杉で作られた木の手紙やお箸などの特産品が並んでいて、国内外問わず、おみやげにも人気ですよ。

05.
新しく変化したアーケード
「油津商店街」

古い町並みを活かしながらも、新しく変化を続けている「油津商店街」。2013年からの4年の間に29店舗ものテナントが誘致され、シャッター商店街から “地元の人が集まる場” へと生まれ変わりました。

仕掛け人は、市が月給90万円(市長よりも高額な報酬)で公募し、300人以上のなかから選ばれた、マーケティング専門官。10社以上ものIT企業を誘致するだけでなく、地元住民が「商店街づくり」に携われるようなイベントや場所をつくりました。

レトロなカフェや昔からある商店、新しくできたコワーキングスペースやゲストハウスなど、今でも油津商店街は「行きたい」と思う仕掛けが増え続けているんです。

取材協力:日南市
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。