家具選びは「一人二役」かどうかが決めどころ

「東京で一人暮らし」って聞こえだけがオシャレで、気になる住まいのほうは、実はとてつもなくコンパクト。だって友だちが来た時にみんなで囲えるローテーブルに、作業時に使えるデスクと椅子、さらにはベッドを置いたらもうパンパン。

だから部屋の家具選びには慎重になるし、スマートな収納方法はかき集めておくと何かと役に立ったり。あるいは、こういった一人二役のマルチ家具に注目するとか。

見栄えはシンプルでも、機能性を重視したものづくりをモットーにする

オランダの家具メーカー<Studio Lorier>が手がけたこの椅子。インダストリアルデザイナーSander Lorierのモットーは、「栄えはシンプルでも機能性を重視したものづくり」だそう。

本を読んだり、リビングでくつろぐときはラウンジ用のローチェアに、来客に合わせてダイニングチェアを追加したいときにはハイチェアへ。こんな感じで背もたれの角度を変えて、シーン別に使い回しができる。そこに「ハイブリッドチェア」という名の由来があるようです。

上げ下げ方法もいたってシンプル。「コンフォートバージョン(Gif左)」のハイブリッドチェアでは、立った状態で背もたれ部分を持ち上げ、スライドダウン。「デラックスバージョン(Gif右)」の椅子では、座ったままの位置から、肘掛けの下に設置されているレバーを持ち上げて、お好みの位置にスライド。

ネジを緩めてパーツを外したりの時間が不要だから、ちゃっちゃと可変できるのもいいですね。

オプションのオットマンにはこんな仕掛けも。座面をひっくり返すだけでローテーブルが登場。

角度ひとつでパーティーシーンや仕事モードから、リラックスモードへの切り替えを手伝ってくれるこの汎用性、あとひとつテーブルチェアを買い足すよりも現実的ですよね。Hybrid Chairで検索してみて。

Licensed material used with permission byStudio Lorier
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。