旅する40代オヤジから、ミレニアル世代の君たちへ

上海、シンガポール、マカオ…。フォトグラファーHarimo Leeは、今日もアジアのどこかでシャッターを切っているに違いない。独自のアングルで切りとられた写真は、幻想的、かつ、未来的だ。80年代に起こったサイバーパンクが蘇ったとも言えるだろう。

1分間の「アジアへの旅」

これらの写真を眺めていると、ある想いが湧き上がってくる。

俺たち40代が海外へ旅をしはじめた頃は、今みたいに情報には恵まれてなかった。それに日本は島国だ。正直、どんな国かは行ってみなければ分からなかった。つまり、世界へ飛び立つのはある程度の覚悟が必要だった。でも、だからこそ、かけがえのない体験を手に入れられたのだ。

一方、現在は、インターネットを通じて、様々な情報にアクセスできるし、世界中の写真も好きなだけ閲覧することができる。単純に羨ましくはあるが、時には、情報や写真で満足してしまうことも大いにあるのではないだろうか。特に、デジタルネイティブと言われるミレニアル世代は、その傾向が強いように感じる。

あえて、ストレートに言えば、この記事を読んで終わるのではなく、はじまりにして欲しい。どこかへ旅をするためのきっかけにして欲しい。そして、ネットで旅をした後は、実際に自分自身の足で旅へと出かけて欲しいのだ。

最後に、俺の大好きなフレーズを君へ。The more you see, the more you have.

Licensed material used with permission by Harimao Lee
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。