10,000本の「タバコの吸い殻」から作られたサーフボード。

どこのビーチに行っても、悲しいことにゴミが落ちています。日本やアメリカに限らず、他の国を含めた世界中で、同じ問題を抱えているのかもしれません。

この現状を打破しようとしているのが、「Creators & Innovators Upcycle Contest」。単なるリサイクルではなく、元の材料よりも価値のあるモノを作り上げるアップサイクルによって、ゴミ問題に取り組んでいるようです。

去る10月、2017年大会の優勝者が決まり、『The New York Times』や『Lonely Planet』など数多くのメディアから脚光を浴びています。

Ben JudkinsさんとTaylor Laneさんが使ったモノは「吸い殻」でした。カリフォルニアを拠点にする彼らは、約2週間かけて、10,000本のタバコを拾って、サーフボードを作り上げたそう。

背景には、自然に対する想いが影響していました。ある調査によれば、カリフォルニアのビーチで回収されるゴミの34%が、タバコなんだとか。そこで、よりたくさんの人に、環境に対する配慮を求めようと考えた結果、閃いたそう。

何も考えずに歩いていたら、見逃してしまう人が多いかもしれません。だけど、それに気づくことができた、BenさんとTaylorさん。本当に自然を愛しているからこそ、このアイデアを思いついたのでしょう。

Reference:Tobacco Free CA
Licensed material used with permission by Juddy Productions(HP), (Indiegogo), Ben Judkins, Taylor Lane
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。