朝のルーティンを見直すことが、生活を変える第一歩。

いくら早く寝ても、睡眠アプリを使っても、ベッドから抜け出すことが辛い…。あなたがもしこのタイプだとしたら、「効率的な朝を送ろう!」なんて頭ごなしに勧められても、おそらく「何をバカなことを…アハハ」と笑い飛ばして終わるでしょう。

では、起きるのを億劫に感じてしまうのは、あなたの朝に「ルーティン」が欠けているから、と知ったらどう?

これは、「Inc.」の人気ライターNicolas Coleの主張。とある質問を自分に投げかけることで、夜型の人だって朝の迎え方に変化が起きるかも。

毎朝のルーティンは
この3要素

たいていの人にとって、朝はこの3つの基本点な要素で成り立っているはずです。

1. 癖付いている行動パターン

たとえば歯を磨くことやシャワーを浴びること。それから今日の服を決めることなど。

2. 朝食

朝食はあなたの生活を特徴づけます。その日のスケジュールの忙しさから、どれだけ健康体であるかも、朝食のとり方を見れば一目瞭然。

3. 情報収集

朝起きたらすぐに音楽をつけるタイプですか?それともシリアルを食べているときはTVを見る派?あなたが起床して真っ先に頭に入れる情報は何でしょう?

人は朝のルーティンを考えるとき、“なぜ”その行動に出るかなんて、意外と考えていないもの。「起きて、シャワーを浴びて、服を着て、スムージー作って、家を出よう」。これが紛れもない朝のルーティンだと思うあなたには、もう一度考えてみていただきたい。なぜなら、動機を持たないルーティンは、本当の意味での「朝のルーティン」ではないから。

そもそもルーティンを生活に組み込むのは、やらないといけないからではなく、繰り返し取り組むことで自分を理想の状態へと近づけていくためなのです。

大事なのは、
“なぜ”そうしているか

たとえば、あなたが毎朝7時にアラームをセットしている場合。なぜその時間に起きるのかを問いかけてみましょう。

そうすることで理想の睡眠時間がとれるから。この時間はあなたにとって早いですか?それとも遅いですか?遅いと知っていながらも、なかなかベッドから出られないのは、遅くまで働いていたせい?わざわざ早くに目を覚ますのは、早めに仕事を終えたいと思っているからかもしれません。

朝食はスムージーと決めているのなら「なぜスムージー?」と、今一度、自分に問いかけてみましょう。選んでいる具材は「ブレンダーに入るサイズのもの」に絞っていますか?それとも「エナジーチャージができるもの」を選べていますか?ある理想の生活スタイルを目指すため、或いはゴールありきで、あえてスムージーを選んでいるのかもしれません。

朝目覚めてすぐに音楽をつけているのなら、それにも「なぜ?」という質問を。気持ちを入れ替えるためですか?オフィスに行くのが嫌だからでしょうか?一度じっくり考えてみましょう。静かに朝食を食べたり、卵を焼いている間にPodcastを流しておくのもたまにはいいかもしれませんよ。

毎朝、たったひとつ。
自分への問いかけ

理由や動機を持たない行動を組み合わせただけでは、ルーティンとは呼べません。そのため、とにかく「なぜそうするか」を自分に問いかけてみるところから始めましょう。

真の朝のルーティンは、毎日取り組むごとに何かしら効果が見える行動を選ぶのが◎。理想の考え方や行動を日々ちょっとづつ癖づけていくための「ルーティン」ですからね。

たとえば体力をつけることがゴールなら、そうするために何が必要かを考えて一歩づつそれに近づく方法を考えてみましょう。これこそが、意図のあるルーティンです。

残念なことに「真の朝のルーティン」に従える人は、そう多くはいません。ルーティンと言うよりは「決まったやり方を持っている」と言ったほうが正確かもしれません。

朝目覚める。なんとか体を動かそうとする。仕事へ行く。帰宅する。何かする。そうしてまた寝る……そうする意図は何ですか?目指す先はどこですか?

明日アラームをセットする前に、朝の過ごし方に考えを巡らし、まずは自分自身にこの問いかけから始めてみるのはどうでしょう。

「私は“なぜ”これをしているのだろうか?」

Licensed material used with permission byNicolas Cole
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。