「えっ…」と、日本人なら思わず言ってしまいそうな世界のグルメ事情

もし、日本の食卓に並んだら、箸が進まないかもしれない。でも、他の国では愛され、好まれる料理を「The Infographics Show」の動画が紹介していた。

味や素材だけではなく、見た目もギョッ!としてしまうものばかり。なので、今回は文字だけでお召し上がりください。

まずは、
胸焼けする甘さの天ぷらを

驚きの料理に巡り会いたいなら、スコットランドへ。例えば、スコットランド人が、パブへ行ったとします。何杯かお酒を飲んだ後は、定番の「フィッシュ・アンド・チップス」を食べる流れに。

でも、あえて定番は避けて、「Deep fried pizza(揚げピザ)」を頼んでみてはいかがでしょうか?あるいは、マーズバー(ヌガー入りスナックバー)やチョコレートバーの天ぷらを試してみるのもアリかと。

イングランドで、
「牛の胃」を酢漬けに

イングランドに行くと、黒いソーセージ「Black pudding(ブラック・プディング)」という伝統的なイギリスの朝食を食べることができます。これは、豚の血、ラード、オートミールをかためたものです。

イングランドの北部では、廃れつつある料理ですが、地域によっては今でも食べられている「Tripe(トライプ)」があります。簡単にどんなものかをいうと、牛の胃を酢漬けにしたもの。見た目も食感も、あなたの想像の通りかと思います。

あるイギリス人のシェフが、この料理を復活させようとしたのは2011年のこと。「牛を解体したとき、内蔵はだいたい75~100キロほどあります。そのすべてが、ドッグフードになるというのは間違っています。」と、シェフは新聞社『ガーディアン』を通じて訴えかけたそうなのです。

意外に愛され続けている
“脳みそ料理”を召し上げれ

フランスでカタツムリが好まれているのはよく知られているところ。それに、馬肉もまたよく食べられていますよね。

その他にもフランスで人気なのは、「Pied de porc(ピエ・ド・ポー)」という“豚足料理”。他にもフランスで昔から愛され続けているのは、「Tête de veau」と呼ばれる、調理された牛の頭。特に「脳みそ」の部分は最高なのだとか。カラダに良いからという理由で食べている人も多い料理なのだそうです。スペインでも、牛の“脳みそ料理”は特別なものとされています。

「食用ネズミ」は、イタリアで。

イタリアで見つけたお気に入りの料理は「ヤマネ」です。

“ヤマネ料理”は、南イタリア・カラブリア州の付近にある村で、今でも食されています。ヤマネ料理はとても貴重なのです。 

禁じられた
うごめく“ウジ虫チーズ”

イタリアで一番オススメの料理は、ある時からしばらく禁止されていたものでした。まぁ、内容を聞いたら納得してしまうのですが。

その料理とは「Casu Marzu(カース・マルツゥ)」と呼ばれる腐ったチーズ。このチーズができるまでの工程の一つが、あえて外に置いてハエが卵を産みつけるまで待ち続けるというもの。卵がついたら、幼虫がチーズの脂肪分を分解し、発酵させるのです。

このCasu Marzuを食べる時に、ウジ虫を入れたままにして食した人もいるのだとか。普通なら、ウジ虫を取り除くんですけどね。あるアメリカ出身のブロガーが、“ウジ虫チーズ”を試したところ。食べる前に、よく見ようとチーズを近づいてみたら、見えたのはうごめく小さな虫の姿。ちなみに、食べた感想は「そんなに悪くなかった」だそうです。

クリスマスの定番料理、
ノルウェーの「羊の頭の燻製」

胃のむかつきを訴える人も多い珍味を紹介します。それは、ノルウェー料理の「Smalahove(スマルヴ)」です。

この料理は、クリスマスの時期に人気。もし、目玉、鼻、耳を食べ損ねたら、「脳みそ」をすくって余すところなく食べることも。

トリップアドバイザーであるノルウェー人によると、「見た目は繊細ではありませんが、味は間違いありません」ということです。 ちなみに、ノルウェーの人が食べるときは、頭をすべて食べきらないのだとか。

腐乱死体のニオイが…。
スウェーデンのニシンの缶詰

スウェーデンでの逸品は、腐ったニシンです。

『BBC News』によると、「6ヶ月かけて発酵させて、缶詰にされたもの。悪臭を放つガスと危険なまでに膨らむ料理」と。どうやら、腐った死体のニオイがするそうです。 

「アリの幼虫」がびっしり、
チョコに見えちゃった料理

メキシコでは、ナッツが沢山入ったチョコレートのように見えるけど実は「Escamoles」と呼ばれる料理があります。

またメキシコからもう一品「Huitlacoche(ウイトラコチェ)」を。これは、トウモロコシにカビを生やしたものです。

アジアにも
珍味が盛りだくさん

タイを訪れる観光客なら目にしたことがあると思います。バンコクに足を踏み入れると、屋台で「虫の唐揚げ」が売っているのですから。イナゴ、サソリ、巨大ゲンゴロウ、タケフシゴカイ、蛾の蛹、コオロギなど、種類豊富に売られています。

カンボジアでは、巨大タランチュラの唐揚げが。そして、東南アジアで見かける最も不快な食べ物の一つ。それは、鶏やアヒルの胎児かもしれません。串刺しの時もありますから…。

外国人からすれば
「マグロの目」もなかなか…。

日本にも“変な食べ物”はあります。それは、生きた魚から取り出したヌルヌルッとした「マグロの目玉」です。

あるブロガーが食べた感想によると、「目玉の皮はゴムのよう。でも、これは目玉だと考えなければ、気持ち悪くはないです」とのこと。

アジアの珍味が集まる中国

中国に関してはあげたらきりがなさそうです。が、今回のために選んでみました。基本的に、ここまで紹介したアジアの食べ物は全て中国のメニューに追加することができるでしょう。さらに、メニューに追加するならば、屋台で買える“羊のペニスの串刺し”、あるいは“鶏の睾丸どんぶり”です。

ちなみに、中国人が食べているモノで最も驚くのは、「猿の脳みそ」。


もっと詳しく世界の“変わった料理”を知りたい人は、下の動画で。ちなみにシンプルなイラストでの紹介なのでご安心ください。

Licensed material used with permission by The Infographics Show
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。