飼い主に捨てられて絶望していた夜、僕は「奇跡のヘアカット」で救われた。

ある夜、あてもなく道を彷徨っていた1匹のワンちゃん。後にLuckyと名づけられたそのワンちゃんは、通りすがりの人に発見され、SNSを通してお世話してくれる人を探してもらうことになったのです。

名乗りをあげたのは、ドッグサロンを経営しているKari Fallaさん。彼女は、Luckyを自分の店に連れてきて欲しいと、SNSの投稿者にすぐに連絡をしました。

「ミイラ」のような犬を、
必死にお手入れ!

Kariさんのサロンに連れてこられた時、Luckyの髪の毛は目や口を覆うほど伸び切っていました。写真を見ると表情はわからないけれど、全身から力が抜けるほど疲弊している様子がわかります。

この時のことを、Kariさんは「The Dodo」にこう振り返ります。

「私はとても動揺しました。Luckyは歩くこともウンチをすることもできず、まるでミイラのようでした。ノミもたくさんついていたんです」

彼女はそれでも諦めず、モジャモジャになった毛を根気よくカットしていきました。作業はなんと、夜中の3時まで続いたということです。

見違えるようにキレイになった姿がこちら。

毛をカットした後、KariさんはLuckyを動物病院へ連れていきました。すると、Luckyは目が見えず、耳も聞こえていなかったことがわかったのです。帰る家もなく1人ぼっちでいた時は、どれほど心細かったでしょうか…。想像するだけで胸がチクリと痛みます。

冒頭の話に戻りますが、発見された夜、Luckyの首にはリードが付けられていたそうです。どのようにして置き去りにされたのかは不明ですが、今はしっかり面倒をみてくれる人のもとで、元気に暮らしているということです。

Reference:The Dodo
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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。