SNSを通して、あなたの「メンタルヘルス」を日常的にサポート。

これまでメンタルヘルスの記事を書く度に、実は気になっていたことがある。

啓発団体やキャンペーンなどが、「何かあればココへ」とサポート団体やコミュニティーに繋がる連絡先を提示していることについて。このような呼びかけを見かける度に「本当に緊急の時には連絡さえも難しいことがあるのではないか」という思いが頭に浮かんでいた。

こう考え始めたのは、以前にパニック障害と診断された知人の話を聞いてから。電車内という閉鎖された空間にいた時、症状が出た彼は、最寄りの駅で降りて落ち着くまで休んでいたそう。

「突然のことだからビックリした。だんだん不安になるのを感じていたけど、どうすればいいかがわからなかった…」

これは本人が言っていた言葉だ。これには私、ハッとさせられた。「何かが起きた時の為」のことを考えるのも大事だけれど、それが起きるまでにももっとできることはあるかもしれない、と。

緊急時じゃなくても
日常的に寄り添う

先に挙げた課題、少しでも解決に導いていくれるかもしれないと感じたInstagramのアカウントがある。「Sad Girls Club」だ。

世界中のミレニアル世代を対象に、メンタルヘルスについて会話する必要性や、コニュニティーを構築していくことを目的としている。

同アカウントが配信しているのは、「精神疾患はあなたが起こした“過ち”ではない」、「メンタルヘルスは身体の健康と同じくらい大切なもの」というように背中を押してくれるコメントから、上記のような文字とイラストを使って紹介する「落ち着くための50の方法」まで様々。

他にも、自分の精神状況を追っていくためのチェックリストを掲載している。「今日は自分をケアするために何をしましたか?」「今必要と感じていることは何ですか?」「何か悲しいことはありますか?」など、自身に問うための質問がいくつか用意されている。

これだと変化があった時、なるべく早く気づけるかも。

また、「不安を感じた時の対処の仕方」なども紹介。英語が読めないと少し難しいかもしれないけれど、どれも心に留めておくといいアドバイスばかり

メンタルヘルスに関する団体の多くはSNSアカウントを保持している。けれど、パッと見で比べた時に、Sad Girls Clubにはイラストや写真や漫画、そして動画で溢れていて、より関わりやすいアプローチになっているという印象。そんなところにも親近感を覚えたんだと思う。

Licensed material used with permission by @sadgirlsclub
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。