しなやかな動きに徹底的にこだわった「しっぽクッション」。

「しっぽ」って、かわいいですよね。

まず響きがかわいい。身体の部位をあらわす言葉の中でも、断トツかわいい。そしてなんといっても、「ついている意味があんまりなさそうなのにかわいい」のがかわいい。

もともと走るときに身体のバランスを保つため、とか、猿が木につかまるため、とか用途がちゃんとあるようですが、自宅で一緒に暮らしている犬や猫たち自身にとってはあんまり必要そうには見えないですよね。

そんなこんなで、「かわいい、かわいい」って言っているうちに気づいたわけです。彼らの「しっぽ」を必要としているのは、じつはわたしたち人間のほうかもしれない、ってことに!

で、こんなものが。

(もう一回言いますね。かわいい!)

そんな「しっぽ」が必要すぎるわたしたちに、「しっぽ」を手に入れるチャンスがやってきました。

っていってもあれじゃないですよ、ただなでて「気持ちいい〜」っていうだけのやつじゃないです。いろいろ説明したいところなのですが、はやる気持ちを抑えて、まずはこの映像を観ていただきましょう。

この『Qoobo(クーボ)』は、しなやかで豊かな動きを表現できるよう、しっぽの構造に実験と試作を繰り返してつくられた、クッション型セラピーロボットなんです。

「ありそうでなかった!」とかすごいところはたくさんあるんですけど、なによりこのしっぽの “動き” 。15年犬を飼っているわたしが、驚愕しちゃうほどのリアルさ。

そっとなでると「ゆらゆら」と、たくさんなでると「ぶんぶん」と。そして時には気まぐれに、しっぽを振ってわたしたちに応えてくれます。

「しっぽ」があれば、
それだけで。

何年、十何年、犬や猫と一緒にいても、わたしたちは一度も彼らと言葉で会話をしたことがありません。それなのに、なんとなく気持ちが通じあって、そのコミュニケーションに物足りなさを感じないのは、こちらの呼びかけに静かに応えてくれる「しっぽ」の存在が大きいんだと思います。

この『Qoobo』には音声や表情はなく、あるのは「しっぽ」のやわらかな動きと、やさしい手ざわりだけ。でも、これだけで充分なんです。というか、本当に癒されたいときって、もはや言葉なんていらない!

家庭やお仕事の事情で、犬や猫を飼えなかった人たちにもおすすめ。疲れて帰ってきたとき、待っていてくれる「しっぽ」がある夜……。とにかく早く、家にたどり着きたくなるはず。

でも、ひとつ心配が。本当に生きているみたいだから、電池が切れちゃったときに涙がでちゃいそう。いつもちゃんと、充電をわすれないようにしなくっちゃ。

Licensed material used with permission by Yukai Engineering
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。