「砂漠に咲く花」の家

カリフォルニア州のジョシュア・ツリー。砂漠地帯でありながら、フェスが開催されたり、国立公園があり、時折その名を聞くことがあるだろう。

この地に、珍しい外観でユニークな形をした家を建てる計画をしているデザイナーがいる。ロンドンを拠点に活動しているJames Whitaker。彼が公表した、2018年スタート予定のプロジェクトがこれ。

奇抜なデザインは、輸送コンテナをつなぎ合わせるという発想から生まれているのだそう。周囲に生えている低木と見た目が少し似ている気がするが、砂漠に咲く花をイメージしたものということだ。

元々依頼をしてきたのは、LAに住むWhitakerのクライアント。男性は、ジョシュア・ツリーへ行った時、一緒にいた友人から、初めて輸送コンテナの家のデザインを見せられたという。「この景色とマッチするわ」と。

その後、ロンドンを訪れた彼は、Whitakerに連絡。実は、デザインそのものは数年前につくられたものだということだが、この機会に2人でプロジェクトを進めることに。

何もない砂漠に住まう

窓の外は、地平線を邪魔するビルもなく、このように乾いた大地が目の前に広がる予定。これぞまさに「最高の景色」と言えるだろう。窓も多くて、開放感溢れるつくりだ。

外へ突き出た輸送コンテナの内部は、寝室などになる予定。見る限り、十分なプライベートが確保できそう。他にも、キッチンやリビングルーム、車を停められるガレージもつくられるそう。

将来的に、Whitakerのクライアントがこの家に住むのか貸し出されるのかは不明だが、機会があればぜひ一度泊まってみたいものだ。

Licensed material used with permission by Whitaker Studio
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。