ハリケーンが奪い去った結婚式。でも、花嫁はしあわせを手に入れた。

2017年9月、アメリカ南部を中心に猛威をふるったハリケーン「イルマ」の被害に遭い、大切な結婚式を中止にせざるを得なかったカップルがいます。

けれど二人はそれを悲劇のままにせず、みんなをハッピーにし、ポジティブですばらしい活動に変換してしまいました。そのあっぱれなマインドとみんなの笑顔をご紹介。

式にはビーチでタコスバーを
開く予定だったんだけど…

残念ながら中止となってしまった結婚式において、彼らはタコスバーを開き、参列者たちにタコスを振舞う予定だったとか。花嫁のジェシカさんは実施されずじまいとなったそのタコスを、ハリケーン被害に遭った人たちに振舞うことにしたのです。

「式のためにタコスバーを準備していた時には、まさか見ず知らずの人たちにタコスを配ることになるなんて思いもしなかった。でも、ずっとピーナッツバターサンドしか食べていない人たちに、タコスを配ることができて本当にハッピーです。

それに、最後にはみんなで笑顔になれてダンスまで踊ることに。傷ついた人たちを楽しませることができて本当に良かったと思っています。

そして、ここで活動する人たちの熱意に心から感銘を受けました。私たちはノンストップで働き続けたけど、彼らはいつもポジティブで。少しでも時間のある人たちには、ぜひここにきて一緒に彼らを手助けをしてほしいと思います」

Jessicaさんがタコスを配れるように手助けをしたのは、「Volunteer for the Lower Keys」をはじめとする数々のボランティア団体でした。タコスの調理を手伝ったのは花嫁の両親だそう。

ハレの日が悪天候で中止となってしまったのに、こんなに心温まるエピソードに変わるなんて。ステキなカップルの門出に乾杯!

Licensed material used with permission by Jessica Jean Williamson
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。