今、私が一番宿泊したいのは「この小屋」!

毎日コンクリートジャングルの中で生活していると、鳥の鳴き声や木々が風に揺れる音が恋しくなる時がある。疲れていると何もない場所でゆっくり過ごしたいと願うのは、誰しも同じではないだろうか。

先日たまたま見つけて「いいな!」と思った小屋がある。これ、ロシアのものだけど息抜きしに行ってみたい。だって水に浮いているから、本当に誰からも邪魔されなさそうだし…。

世界的大都市のちかくで
自然にとけ込む

「DD16」というこの小屋は、組み立て式。実際に住むというより観光客など短期滞在する人に向けてつくられたということだ。写真を見てロシアにあると知れば、どこか広い森の奥にでもあるのではと思うかもしれない。が、実はここモスクワの近く。

街から離れられる感覚を味わえる要因は雰囲気だけではない。小屋はすべて自然があれば過ごせるつくりになっていて、電気は太陽光発電、水は湖のものを使用し、用を足すときはバイオトイレだ。これなら中途半端な息抜きにはならず、疲れを徹底的に“デトックス”できそう。

冬の寒さにも耐えられる
自分だけのスペース

小屋の中にはシャワー付きバスルーム、ダブルベッド、ダイニングテーブルがあり、他にも折りたたみ可能な家具がある。

基本的なものは揃っているから、携帯やパソコンなんかは自分で持ち込み禁止にして、ただただ流れる時間だけを感じられたらかなりリフレッシュできそう。

水に浮かせる時はクレーンを使ってこの通り。ロシアの厳しい冬にも耐えられるつくりになっているから氷が張っている環境でも大丈夫。ただ、重さを考え小屋に使われているのは薄い木材だということで、寒さ対策は事前にしっかり考えておく必要がありそうだ。

残念ながら小屋はまだ試作品。日本の夏は蒸し暑いし、いつかロシアで過ごすのもいいんじゃないか、と頭の片隅に置いておいてもらえたらと。

Licensed material used with permission by Vlad Mitrichev and Ivan Ovchinnikov
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。