『赤ずきん』をビートルズ風にしてみたら、意外とハマった。

幼い頃に読み聞かせてもらった数々の童話。それはもう、耳にタコができるって言えるほどで、今更手にとって読む気にはならない。もちろん、自分の子どもが生まれたら、同じように読み聞かせたい気持ちもあるくらい、どれも名作だとは思う。だけど、30歳になる私はもうとっくの昔におとぎ話は卒業しているんだ。

ちょっと冷めている大人たちの心を熱くさせたのは、ブラジルの書籍チェーン『Saraiva』が提供するオーディオブック。赤ずきんやドラキュラのお話の表紙に、世界的に有名な「ジャケ写のパロディ」が使用されている。おとぎの国の住人たちとのコラボは、意外にもしっくりきた。

曲と童話がマッチする

ザ・ビートルズの『アビイ・ロード』と赤ずきんちゃん

デヴィッド・ボウイの『アラジン・セイン』とドラキュラ

ラモーンズの『ラモーンズの激情』と三銃士

ロックスターたちと組み合わさることで、散々聞き飽きた童話の新しい世界が見えてくるよう。メルヘンチックと思っていた内容は、名曲のイメージが入ることで、登場人物たちが隠し持つ「ロック魂」を感じさせる。

下の動画で制作風景と、ジャケットの完成品を紹介。赤い頭巾をかぶった女性のしっとりとした歌声が、心地よい“大人の世界観”に浸らせてくれる。

Licensed material used with permission by Guilherme Martins
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。