プラモデル感覚で組み立てられる「レコードプレーヤー」が調子いい

どんなにデジタルデバイスに慣れ親しんだとしても、レコードで聞く音楽は格別。あたたかくて味わい深い、アナログ感がたまらない。でも、いくらプッシュしたいからといって、イチからオーディオ機器をすべて揃ろとまでは、さすがにオススメする側としても…。だから、最初の1台はこんなターンテーブルからスタートしてみるのも悪くない。

30分もあれば完成
手づくりレコードプレーヤー

「Spinbox」は、DIYするレコードプレーヤーKITだ。ターンテーブルをはじめ電子回路、スピーカー、ケーブル、音量つまみなど、レコードプレイに必要なツールがオールインワン。しかも、プラモデル感覚で組み立てられるという楽しさもあるようだ。

オーディオ機器をすべて組み立て?も、実際には分かりやすくて、30分もあれば完成するらしい。

手軽さが受け入れられ、
コミュニティを生むメガヒットに

そもそもこの商品、台湾人DJのある想いから開発がスタートしていた。プロデューサーDJ Question Markは、自らもレコードをリリースし結構な支持を得ていたらしい。けれどアルバムを贈ったり、買ったりした友人のほとんどが、彼のレコードをインテリアとして部屋に飾るだけ。つまり聞いていなかったことを知る。友人たちに尋ねると、みな興味はあっても機材を揃えることに躊躇していた。

そこでDJ Question Markは、誰でも楽しめる、手頃な価格のレコードプレイヤーを作ることに決めたのだという。

そして、彼は、友人たちと一緒に「Spinbox」のプロジェクトを2015年にスタート。1年以上の開発期間を経て、台湾国内でのクラウドファンディングを通じ、3ヶ月でおよそ4,000台のセールスに成功。

おもしろいのは、台湾ではすでに「Spinbox」を通じてコミュニティが出来上がっているという点。彼らの夢は、いまさらに大きく膨らんでいる。

DJ Question Markたちは「Kickstarter」を通じて、世界中へと坂路を拡げるための資金を調達中。現時点での提示価格は1セットが99ドル(約11,000円)から。アンプやスピーカーが内蔵されていてこのプライスは、正直お手軽だ。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。