日本の文化に影響を受けた「昼寝のための施設」がマドリードに

スペインでは、ランチを食べ終えた13時ごろからがシエスタ。この時間帯になると、すべての人が昼寝をしている、なんて考えがちだけれど、少なくともこと現代社会においてはそうではない。誰もが、勤め先から一時帰宅できるような距離に住んでいるわけではないのだ。 

このたびマドリードに誕生した施設は、そんな「寝たくても寝れない人たち」のシエスタをサポートする場。実は、日本のある文化に影響を受けているのだそう。

「カプセルホテル」に
インスパイアされた休憩所

観光で東京を訪れたMaria Estrella Jorro de Inzaさんは、カプセルホテルに泊まったことが、このSiesta&Goを始めるきっかけになったと言う。予約不要で、手軽に、数時間だけ仮眠をとることができる。そうやって仕事の疲れを癒せる場を、なんとかビジネス街に作りたかったのだとか。

部屋のタイプは個室かドミトリーから選択可能。値段は分単位で計算され、たとえば2段ベッドの上だと1時間あたり3ユーロ(約400円)と格安。

昼寝のための利用だけでなく、集中して勉強や仕事に取り組める部屋も。

現地では多くのポジティブな反響があり、午後7時までの営業時間を深夜まで伸ばしてほしい、なんて声もあるらしい。時間的にはもはやシエスタは関係なさそうだが、この施設がMariaさんの期待通り、ビジネスマンの癒しの場になっていることは間違いないだろう。

Licensed material used with permission by Siesta & Go(HP), (Facebook), (Instagram)
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。