心が折れる人と折れない人の違い!効果的なメンタル回復法も紹介

心が折れてしまったという経験をしたことはあるでしょうか。仕事やプライベートなどで心が折れると、回復するまでなかなかタスクに取り組むことができなくなってしまい、さまざまな支障が発生してしまいますよね。

今回は、心が折れる理由や、回復方法・対処方法などを紹介していきます。メンタルを鍛えて、折れづらい心を作っていきましょう。

「心が折れる」とは?

©iStock.com/Olha Khorimarko

「心が折れる」とは、一定の目標に対して取り組む気持ちが萎えてしまったりなくなってしまったりする状態を指します。「もうその事柄について取り組みたくない」といった状態のことです。

心が折れてしまうと、目標達成を諦めてしまい、何事もやる気が起こらなくなってしまいます。一度心が折れてしまうと、なかなか元に戻らないので大変ですよね。

「心が折れる」きっかけ

なぜ心は折れてしまうのでしょうか。その理由はさまざまです。たとえば、男女関係でトラブルや、職場・学校などでの人間関係、友人関係など、周囲の人とのトラブルが原因となっている場合があります。また、自分の失敗などが原因となって、心が折れてしまうこともあります。

心が折れたきっかけが何なのかは、折れない心づくりのために大事なので、何が原因なのか把握しておくようにしましょう。

 心が折れやすい人と折れない人の違い

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すぐに心が折れてしまう人がいる一方、何が起こっても動じず心が折れない人もいます。両者の違いは何にあるのでしょうか。以下では、心が折れやすい人と折れない人との違いについて紹介していきます。

心が折れる人の特徴に当てはまっている場合、それを取り除くことで折れにくい心を作っていくことができます。心が折れる原因が何なのかを知っておきましょう。

理想が高すぎないか

理想が高すぎる人は、完璧を求めるあまりに、少しの失敗にも敏感になってしまいます。これくらいで良いという「及第点」を設定できないので、完全・完璧でないと納得できなくなってしまうのです。

これに対して、「そこそこでいい」と割り切れる人は、なかなか心が折れません。失敗を次に進むための原動力とできるのです。

ネガティブかポジティブか

ネガティブ思考の人は心が折れやすく、ポジティブシンキングができる人は心が折れにくくなります。何事も悪いように捉えてしまうと、少しの失敗でも自分を強くせめてしまい、心が折れてしまうのです。

「失敗は成功の友」だと前向きに考えることができれば、多少の失敗では動じない心を作ることができるようになります。

柔軟に人の意見を受け入れられる

折れない心の持ち主は、自分の考えと違う提案を受けたときでも、冷静にその意見が適切なのかどうかを判断することができます。何がなんでも自分の意見を押し通そうとせずに、柔軟に人の意見を受け入れることができるのです。

心が折れやすい人ほど、自分の意見にこだわってしまいます。自分の意見が通らないと、自分自身が否定されたように錯覚してしまうのです。

人と比べる癖がないか

心が折れづらい人は、他人との比較をあまりしません。たとえば、同期の仲間に対して営業成績を比べるようなことをしないのです。自分自身の目標を常に掲げており、比較は些末なことだと捉えることができます。

心が折れやすい人は、何かと人と比べて自分を保とうとします。だから、頻繁に劣等感を抱いてしまい、心が折れてしまうのです。

気持ちの切り替えられるか

心が折れない人は、気持ちの切り替えが上手です。何か嫌なことがあったとしても、すぐに頭を切り換え、目標達成に向けて再始動することができます。

心が折れる人は、少しのミスでもずっと悩んでしまい、前に進むことができません。1つのミスが脳裏から離れず、ずるずるとネガティブな気持ちをひきずってしまうのです。

周囲に助けを求める人はいるか

周囲からのサポートがあれば、心が折れそうな場面にも対処することができます。心が折れづらい人は、助けを求められる人をつくり、心を安定させています。

これに対し、心が折れる人は、頼れる人が周囲にいない傾向にあります。何が起きても1人で解決しようと抱え込んでしまい、どうにもならなくなって心が折れてしまうのです。

心が折れた時に回復する6つの方法

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心が折れてしまったときには、どうすればいいのでしょうか。折れた心は回復させないと、仕事ややるべきことが一向に進みません。折れた心は、適切な処置をすることで回復させることができます。

以下では、心が折れてしまった際に回復させるための6つの方法を紹介していきます。何もかもやる気がなくなってしまったときにぜひ実践してみてください。

まずはしっかり休む

身体の疲れは、心にも影響します。体力が消耗していると、メンタル面にも悪い影響が及んでしまうのです。

ですから、心が折れた際には、まずしっかり休息を取り身体的な疲労をとってしまうようにしましょう。身体が整ってくると、心も落ち着いてきて、折れた心が回復してくるのです。心の疲れは、じっくりと休養をとることが大事です。

辛い気持ちを人に話して発散

辛い気持ちは、一人でため込んでいると、膿が溜まってしまいます。抱え込むのではなく、誰か人に話して発散させるようにしましょう。

この際、ダラダラと愚痴を言い続けるのはNGです。吐き出したらスパッと断ち切るつもりで、心の膿を出してしまいましょう。話す相手がいない場合、SNSなどで発散するのも一つの手です。

挫折を忘れられる趣味に没頭する

心が折れてしまったとき、その原因となった失敗などを考え続けると息が詰まってしまいます。一度、挫折とは無縁な趣味などに意識を向けて、没頭してみるといいでしょう。

意識的に別のことに取り組むのです。音楽やテレビ、趣味などに興じていると、自然と心の疲れも癒えてきます。失敗を完全に忘れられる環境に身を投じてみましょう。

今やるべきことに目を向ける

人間関係のトラブルや自身の失敗など、心が折れる原因について延々と考え続けていても、いいことはありません。失敗やトラブルを悔やみ続けるのではなく、「今できること」は何なのかに意識を向けるようにしましょう。

挫折の原因ばかりを考えるのではなく、打開策について考えていると、心のモヤモヤが晴れてスッキリしてきますよ。

太陽を浴びる規則正しい生活をおくる

心が折れてしまったときには、太陽の光を意識的に浴びるようにするといいでしょう。太陽光を浴びることで、心の安定物質である「セロトニン」が分泌されます。

また、生活リズムの乱れもセロトニン不足の原因となります。心にダメージを負っていると自覚している場合には、積極的に外出し生活リズムを整えるようにしましょう。

セロトニンを分泌させるお手製エナジードリンク

心を安定させるホルモン・セロトニンが不足していると、精神的に落ち込みやすくなってしまいます。そこで、精神安定効果のあるトリプトファンを取り入れることができるお手製のエナジードリンク「バナナ豆乳」を飲むようにしましょう。トリプトファンの効果で、セロトニンが分泌され、精神的な落ち込みを和らげてくれます。

折れない強い心を作るコツ

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折れない強い心をつくるためには、どうすればいいのでしょうか。

何が起きても心が動揺しない人はいません。誰だって、心にダメージを受けることはあるのです。しかし、折れにくい人は、何かが起きても「しなる」柔軟で強いメンタルを持っています。以下では、しなりやすい心を作っていくためのコツを紹介していきます。

コツ①完璧を求めず今できていることに意識を向ける

完璧主義は、心が折れやすくなる一因です。100点満点でなければ満足できないように、自分でハードルをあげてしまっているのです。

物事に完璧はないということをしっかり把握し、自分の中で合格点を下げるようにしましょう。ある程度で妥協して物事に取り組んでいくくらいで、ちょうどいいのです。自分が達成すべきゴールを適度なものに設定するのがポイントです。

コツ②他人からの評価を気にしすぎない

心が折れやすい人は、他人からの評価を過度に意識してしまいがちです。他人の評価ばかりを気にしていては、心が詰まってしまいます。

他者評価で自分の評価を左右させるのではなく、自分の軸で物事を考える癖をつけるようにしましょう。自分の中で合格ならば、それでいいのです。他者の目を離れた評価の基準を自分の中で作り上げておきましょう。

コツ③感謝を表現する機会をつくる

心が強い人は、他人への感謝をよく述べます。ポジティブな言葉を発する機会が多くなると、心の安定がとれやすいのです。

普段、他人への感謝を述べる機会がほとんどないという方は、機会を作って積極的に感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。ほんの少しのことにでも、感謝の気持ちを表現することで、自分の心が洗われていきますよ。

コツ④何事も全力で取り組むのではなく60%の力で

心が折れやすい人は、何事に対しても全力を注いでしまいがちです。頑張るのはいいことなのですが、余力が残っていないと、少しのトラブルで心が折れてしまいます。

すべてに100%の力を注ぐのではなく、ほどよい具合・60%程度の力で物事に取り組むようにしましょう。そうすると心にも余裕ができて、心が折れづらくなります。

コツ⑤ネガティブな気持ちを持ち越さない

心が折れやすい人は、ネガティブナ感情をいつまでもズルズルと引きずってしまいがちです。ネガティブな気持ちは、さらにネガティブな気持ちを呼び込んでしまい、悪い循環が起きてしまいます。

悪い感情は、きれいさっぱり忘れてしまうようにして、ネガティブな気持ちを持ち越さないようにしましょう。できるだけ悩まないようにするのがポイントです。

コツ⑥心が折れた時の対策法を持っておく

どんなに対策を講じても、心が折れてしまうことはあります。心をしなやかにしても、折れるときには折れてしまうのです。

大事なのは、心が折れてしまった場合の、対処方法を持っておくことです。趣味に没頭したり、散歩にでかけたり。自分なりの対策を持っておくことで、メンタルを早く回復させることができます。いかに早く回復させられるかが重要です。

コツ⑦助けを求められる仲間をもつ

心を強くしていても、心が折れそうになるときは必ずあります。そのようなときに、助けを求められる仲間をもっておくことで、心が折れるのを予防することができます。

悩みを打ち明けられる仲間・友人を持っておくことが、折れにくい心の秘訣なのです。そのような友人がいない方は、家族であっても構いません。頼れる人を作っておくようにしましょう。

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