65年間、ともに歩んだ「おしどり夫婦」のメモリアルフォト

結婚65周年を迎えた、HaroldさんとRubyさん。ふたりは記念日に合わせてお祝いの写真を撮ることにしました。

半世紀以上をともに歩んできた、おしどり夫婦。写真を通して伝わってくる、幸せなふたりだけの時間。憧れちゃいますね。

ふたりが一番好きな趣味、読書の様子もパシャリ。

撮影を担当したフォトグラファーのMegan Vaughanさんは、5年前のダイアモンド婚でも彼らを撮影した人物。変わらず元気な老夫婦との再会を楽しんだそうです。ただひとつ違ったのは、妻Rubyさんの認知症が進行した事実。

5年の月日は、残念ながら彼女の記憶の中からMeganさんの存在を完全に奪い去っていたようです。それでも、Rubyさんの温かいおもてなしは健在だったそうで、「彼らの家にうかがったら、まるで家族みたいにハグして出迎えてくれたんですよね」と。

カメラを構えキスのオーダーをすれば、「あら、まだ足りなかったかしら?」茶目っ気たっぷりに答えたそうですよ。

たとえ、思い出せないことが
増えたとしても…

幸いにも、認知症はまだRubyさんの記憶から夫Haroldさんの存在を、完全には奪い去っていないよう。ここに並んだ数枚の写真がその証です。

幾度となく重ねられ、ぬくもりを交わし合ってきたであろう夫婦の手には、年輪のように深く刻まれたシワ。65年という気の遠くなるような歳月の“深み”が、この1枚に凝縮されているように思えませんか。

Licensed material used with permission by Megan Vaughan, (Facebook), (Instagram)
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。