「ワインを表現したコーヒー」で、昼間からリッチな気分に!

私はコーヒーは好きだけどワインは苦手だ。けどグラスを片手にする友人を見ると、どことなく「リッチな雰囲気」がしてつい憧れてしまう。でもこれからはただ眺めていなくてもいいコーヒーが登場した。

お酒を飲めない時でも◎

千葉県の飲食店「珈琲とワインのある暮らし25」から登場したのは、ワインの甘味や酸味を表現したコーヒー豆。店主の蛭田智也さんはコーヒー好きのソムリエだ。新商品を作ろうと思ったキッカケを聞いたら、店に立つからこそ生まれたアイデアなのだとしっくりきた。

「ランチタイムには車でお店に来てくださる方も多く、『お酒を飲めない時でも、ワインを飲んだ時のような、リッチな気分を味わうことができないだろうか』と考えたからです」

もともと「珈琲とワインを軸に暮らしを楽しむきっかけをつくりだす」というコンセプトで始められたお店。そこから逸れず、お客さんをよく観察して気持ちを汲んだからこその商品といえる。

理想の味を生み出すのは
旅先で惚れた販売店

焙煎するのは、コーヒー豆の卸業や販売をおこなっている静岡県の「IFNi ROASTING&CO.」。店主が旅行で立ち寄った場所だ。この店であれば理想の味や香りを表現できると信じて依頼したということ。その時、表現して欲しい味として渡したのは、イタリアの自然派ワイン。「個性が強いため、ワイン特有の余韻やリッチ感を珈琲でうまく表現できるのでは」と考えてのことだった。

理想のコーヒー豆を作るという重大な任務を担うことになったロースターの松葉さん。工夫したり苦労した点についてこのように語ってくれた。

「ワインの特徴と同じ良さをもつ豆をいくつか使ってブレンディングをすることが工夫した点です」

「難しかったのは、豆の一つ一つにいつも自分がしているのとは違う、個別の焙煎を施すことでした。例えば、一種の豆がもつ本来のキャラクターがすべて出る焼き方ではなくて、コクだけを強く出したり、別の豆は果肉の酸を感じさせるだけの施しをしたりというところです」

赤か白かは
その時の気分で

赤ワインブレンドは、豊かな甘みとコクが特徴。アイスコーヒーにするとより赤ワインのような果実味が楽しめるとのこと。これからの季節にピッタリ。

白ワインブレンドは、透明感のある口当たりと余韻が売りなんだとか。朝や仕事中など、すっきり爽快な気分になりたい時にオススメ。

それぞれ100gで税込み1,080円。店頭・インターネットで豆の販売を行っている。一杯淹れるだけで、気分をぐっと上げてくれそうだ。

【店舗情報】
珈琲とワインのある暮らし25
・住所:千葉県千葉市稲毛区黒砂1-14-6山政ビル
・営業時間:7~9時,12~15時,18~22時(L.O 21時半)
・定休日:日、月

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。