「10代の恋愛」で学んだことは、意外と今でも参考になる。

人は、大人になるにつれて成長するものの、根本的なところはあまり変わらないのかもしれません。それは恋愛でも一緒。

Elite Daily」の女性ライターCaitlyn Luce Christensenさんは、10代の恋からだって学べることはたくさんあるはず、と主張。これをきっかけに「若かりし頃の恋」に想いを馳せてみては?

01.
友だちが言うことは
だいたい当たってる

16歳のとき。歴史の授業のあと、友だちにトイレで腕をがっとつかまれて「あなたは彼と一緒にいても幸せになれないわ」と耳打ちされたのを覚えている。「心配事ばかりで、いつも胃がキリキリしてるって言ってたじゃない」って。

確かに、3年生の先輩と付き合うことに緊張していたけど、ある程度のドキドキは普通だと思っていた。でも、友だちにはそれが「不安爆発の緊急事態」だったことがバレてたみたい。

でも当時は年上の彼に好かれたいと思っていたし、彼の言うことはすべて正しいと思い込んでいた。だから私は友だちの意見を無視したの。それに、彼女に私の気持ちなんて分かるわけないって思っていたから。

そのあと付き合った3人に対しても、友だちは客観的なアドバイスをくれたわ。それでも私は無視し続けた。

最終的に別れを告げることになったときも、「ほらね」なんて大人気ない言葉はかけてこなかったけど、私は「彼女が正しかった」って思い知ったの。

02.
私の恋の話なんて
誰も興味ない

恋ほど素敵なものはないと思う。でも自分の恋バナばかりしていると、周りは飽き飽きしてしまうもの。初恋を思い出してみて。どんな話題のときでも、大好きな彼の話に結びつけてなかった? でもこれって、何度恋しても変わらないのよね。そして毎回、友だちをうんざりさせることも変わらない。

私は高校生のとき1人しか彼氏がいなかったから、延々と誰かに恋バナを語るようなタイプではなかった。でもそのせいか、友だちから気になる相手とのメールのやりとりを一文一文聞かされるハメになったけど…。おかげで、友だちの家に泊まりに行ったときは、パソコンに向かう彼女の横に座って、駆け引き上手な返事をコーチングしたほどよ。

いつも「アドバイスをあげる側」だったから、大学生になって私が「延々と語る側」になったときは自分でも驚いたわ。私みたいに立場が逆転してしまった人は、友だちを困らせないようにしないとね。

03.
散らばった気持ちは
日記で整理する

高校時代の私は、俗にいう「変わったタイプ」だった。本当は田舎者なのになぜかバスで郊外の学校に通っていて、高校でできた友だちは3人いるかいないかくらい。

高校1年生のときに3年生の彼と付き合って以来、とくに色恋沙汰もなかったの。「未熟」って言われるかもしれないけど、それなりに恋についていろいろと考えを巡らせたものよ。両想いになることはなくても、片想いはたくさんしていたから。

うちの学校はすぐにウワサが広がるようなところだったから、誰にもその想いは打ち明けず、ノートに自分の気持ちを綴るようになった。そうすることで気持ちを整理していたの。性別問わず恋をした人たちについてとか、同性愛なんじゃないかという葛藤とか…。

友だちの家に泊まったときの“ことが進んじゃった思い出”も、日記なら誰にも干渉されずに綴ることができたわ。

それに、友だちと話しているときみたいに「言い過ぎかな、言葉足らずだったかな」なんて心配する必要もなかった。書きたければ延々に書けたし、書きたくなければ何も書かなくて良かった。自分の話で、誰かを困らせることもなかったわ。

高校を卒業すると同時に、「恥ずかしがり屋」もある程度は卒業したけど、日記は今でも書くようにしている。忘れたときに振り返れるようにね。

でもひょっとしたら、自分の気持ちを整理するツールが欲しいっていうのが一番大きいのかも。

04.
プレイリストは
今の心境を表現する最高のツール

好きな曲を詰め込んだCDには、本心が隠れ潜んでいたもの。そういう意味では、鳩が戦争中に送り届けた暗号文と同じ感覚じゃない?

最高のプレイリストを友だちと一緒に考えて、プレゼントしたり。iTunesを見つめながら、曲の流れにも相当こだわっていたし、選んだ曲は何かしら心の内を物語ってくれた。ただ、「セックスしたい」っていうメッセージの曲もあったから、誰かにそれを指摘されたときは、恥ずかしくて「ただの歌でしょ?」なんて言って、ごまかしてた。

今でも何時間もかけて最高のプレイリストを作るわ。最近はシチュエーション別で作ってるの。恋愛だけでなく、失恋用、新しい仕事に就いたとき用、引っ越しをしたとき用…とかね。

自分の気持ちを物語る曲が、こだわり尽くした順で並べられている。でも、そこまで深く掘り下げる人は、ごく少数よね。

05.
車に乗っているときは
素直になれる

恋愛って2人っきりじゃないとできないのに、指導者がそばにいないと不安なのが10代の恋愛。

運転免許を取れるようになったとき、「目的地を持たないドライブほど素直になれる空間はない」と確信したの。先輩と付き合っていたときも、車の中だったらクラスメイトや両親の目を気にせず、なんでも話せる気がした。

はっきり覚えているわけじゃないけど、両親について、好きな音楽や映画、そして本について…。心のうちを見せたのは、ほとんどが車の中だった気がする。友だちとも一緒よ。

だからか、気になる人とロードトリップに出掛けることは、今でも好き。あることを告白したくて、夜中にウェスト・バージニアまでドライブしたことだってあるわ。ガソリンがもったいないのはそうなんだけど、たまには若い頃の気分になりたくなるでしょ?

Licensed material used with permission by Elite Daily
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