冒険が好きすぎる「宇宙飛行士」に、ツッコミたくて仕方ない

「宇宙飛行士が冒険するのは、宇宙だけなんて誰が決めたんだ!」

とでも言わんばかりにあらゆる世界を旅するキャラクターは、まさに、神出鬼没。現実の世界に現れたと思えば、絵画や空想といった非現実の世界にも…。縦横無尽に闊歩してやがる。

しかもこいつは、どこだってやりたい放題。奇想天外な行動は、つっこみどころ満載!

まずは、水の都ベニスから
いや、それ、漕ぎにくいやろ(笑)

で、パリの凱旋門
クールなポーズでキメちゃってー!

おっ、北斎先生の浮世絵ワールドやん
ダフト・パンクでも目指してんの?

カイロ?炭鉱?ん、あの有名なキャラも?
お前さん、一体、どこにおるん!?

お年寄りにからむのは、やめなさい!

人を追いかけまわすのも、やめなさい!

いいかげんにしぃーや!
はよ、その火炎瓶、置き!!

真っ昼間っから、何やってんねん!(笑)

ここ無重力ちゃうで!
アホウドリも「アホや」と思ってんで

なぁ、自分、何したいん(笑)?

ホンマ、何したいん(笑)!?

お前さんのことが、やっぱり分からん…
シカたないか

どこ登ってんねん!

何かわからんけど、シュールやな…

デカなっとる。もう、ええわ!(笑)

シュールで摩訶不思議なイラストを描いたのは、アーティストのTom Colbie。作品を見てもよく理解できないので、本人に直接、質問をしてみた。

Q:宇宙飛行士シリーズのコンセプトは?

A:僕の作品にコンセプトはないよ。

Q:じゃ、何で、宇宙飛行士だったの?

A:6年前から、ただ楽しくて描いてたんだ。その後、キャラがどんなとこにいてもインパクトをもたらすってことに気づいてね。

Q:作品を見た人々には、どんな気持ちになってもらいたい?

A:シュールさと夢のような雰囲気を感じてもらいたいね。

「コンセプトがない」と言い切るところもまた興味深い。描いているイラスト以上に、本人もシュールで摩訶不思議。でも、描きたいから描くというのは、アーティストとして正しい欲求なのかもしれない。

これは1人のアーティストにとっては小さな1歩だが、アート界にとっては偉大なる飛躍である。

Licensed material used with permission by Tom Colbie
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。