「iPhoneじゃないスマホ」を探して、出会ったNextbit。

長い間、「iPhone」ユーザーだったんですが、落として割っちゃったり、ポケットに入れたまま川に入って水没させちゃったり。

完全に自分のせいなんですが、毎回〈iPhone〉を買い直しているうちに“どうせなら、違うスマートフォンも選択肢に入れてみようかな”と思ったのが、スマホ探しをはじめたきっかけです。

半年ぐらい海外サイトを漁って

“〈BlackBerry〉はどうだろう?”

“〈ノキア〉の新しいやつっていう手もあるかもしれない”

“「VAIO Phone」は?”

いろいろ検討して、行き着いたのが、このNextbit〉の「Robinです。

機能面でのセールスポイントとしては、クラウドストレージが100GBついています。しかも、使ってないアプリなどを自動的にそちらに転送して、内蔵ストレージの容量を確保してくれるという賢さ。

たしかに便利なんですが、それよりも僕が惚れたのは〈Robin〉のデザインです。

まずはなんと言っても色。

ブランドのキーカラーであるミントをあしらったボタン。それをアクセントに「Midnight」と名付けられた本体のカラーリングも絶妙です。

一見、薄いブラックやネイビーのように見えるんですが、よく見ると軽くチャコールのニュアンスも感じます。

マスなプロダクトにはない微妙なカラーリングだと思います。すごく気に入っていますね。

さらに、薄いスクエアという形状も今の時代にあっては新鮮です。

実際、写真や動画の見え方が違ってきます。これはテレビとか写真の額装を想像してもらえるとわかりやすいかもしれません。画面を覆っている縁がまるっこいより、四角いほうがおさまりがいいというか、見栄えがいいんですよね。

ケーブルや購入時に入っているボックス(捨てれません!)に至るまで、トータルで遊び心を持ってブランディングがなされていることがわかるのもポイント。

路線でいうと、上品なストリート感というか。いい意味でシリコンバレー発のメーカーの「らしさ」を感じます。

唯一の難点はバッテリーの持ちが悪いことでしょうか。その分、充電が早くなっているので、まめに充電すれば問題ありません。

使いはじめて約1年。

いまだに手にとるたび“いいデザインだな〜”と思います。〈Nextbit〉の次の機種にも期待しています!

そうそう、僕が購入した時は399米ドルだったんですが、今はもうちょっと安く手にはいるようですよ。

小林周平/イラストレーター・グラフィックデザイナー
美術大学を卒業後、点々と。2015年よりフリーランスで活動を開始。ピザが好き(亀有の「JUN'S PIZZA」のブランディングとかやってます)。現在はグラフィックデザインの傍ら、TABI LABOでイラストレーターとしても活動中です。

Photo by 元家健吾

今、僕らがリアルに使っているもの、使えるもの。『ビー』の記事は、毎日1本公開中です。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。