「イタリア人じゃなくて良かった。ずっと新鮮に感じられるから」。ノスタルジックな水彩画

イタリアの市街地は、どこも趣のある古い建築物がたくさんある。有名な観光名所だけでなく、何気ない通りでも、思わずカメラを向けてしまうほど旅情感たっぷりだ。

ビクトリア・クラフチェンコさんが水彩画で描いたイタリアの街角も、どこかノスタルジック。

耳をすますと、街を走る電車の音や、ざわめき、教会の鐘の音まで響いてきそうだ。

人生のテーマは
「水彩と建築」

ノスタルジックな水彩画

ビクトリアさんは、ウクライナ・キエフ出身の24歳。2年前からイタリアのミラノへ拠点を移した。

もともと建築を学んでいたものの、現在はフリーの「水彩画家」として活躍している。

「私の人生のテーマは水彩と建築で、ふたつは密接に関係しているの。大学での建築の課題がきっかけで、水彩画がもつ軽量感と透明感、予測不可能な仕上がり、という魅力にとりつかれてしまったの。建物や橋、通り、都市などの人工的な建造物は、私の最大のインスピレーションの源と言えるわ」

ノスタルジックな水彩画ノスタルジックな水彩画ノスタルジックな水彩画

現在暮らしの中心になっているイタリアは、とくにビクトリアさんのインスピレーションを刺激する。こ

イタリア人に生まれなかったことを神様に感謝しなきゃね。なぜかって? 言語や伝統、歴史を勉強して、新たに文化や、建築、生活様式を知るたびに感動を覚えるからよ」

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ビクトリアさんは現在、水彩画の講師もしているそうです。

「これから水彩画を始めたいと思っているなら、何よりもまずは楽しむこと。上手い下手は考えないでほしい。水彩画は透明な色の層を重ねて描いていくものだから、様々な色の組み合わせを試してみましょう。上達するには、スケッチで構造を学び、とにかくたくさん描くことよ」

Licensed material used with permission by Viví Watercolours
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。