「肩出しトップス」で登校後、着替えた妹に姉がとった行動とは?

アメリカ・カンザス州に住む13歳の少女が、お気に入りの服を着て学校へ行きました。裾が広がりレースがついていて、肩が大きく開いたピンク色のトップス。「可愛い!」と思って着ていったのに、これが思わぬ展開に。

 服を着替えた少女
姉が見せた「対処法」

学校へ行くと、「胸と肩が出すぎている」と指摘され、結局お気に入りの服を脱ぐことになってしまった少女。それを知った姉のイザベラさん(18)は妹に着替え用のTシャツを手作りしました。けれど、これはただのTシャツではなく、妹の着替えに抗議するイザベラさんの思いが書かれています。

ドレスコード(服装規定)は:

ー若い人の体を性的な対象としてみることを促している
ー見る人がどんな考えを持ち行動をしても、それらの責任を
 着ている人に負わせることになってしまう
ーレイプカルチャーを続けさせてしまう
ーばかばかしい

イザベラさんは妹が着替えをしなければいけなかった事に対して、真っ白なTシャツを使って抗議。肩が大きく開いた服を着てきた少女の姿を見て、先生もハラハラし、異性から色目を向けられることを心配したのかもしれません。けれどイザベラさんは、服を変えなければいけない理由がそうだとしたら、それに従うという事は男性が女性をそのように見るのが当たり前で、女性がそれを受け入れて我慢するということ。そんなことは認められるべきじゃないと訴えたかったのです。

Twitterで反響も
意見は賛否両論

「よくやったわ!あのピンク色の服は妹さんにとっても似合ってる。不適切なことなんて何もない。良い手本ね!」

「ドレスコードには賛成しないけど、もし自分の娘が13歳だったら、あのような服は着ていないだろう。学校に任せておきなさい。あの服は襟ぐりが深いよ…」

イザベラさんの投稿には約6,000人が「いいね」をし、3,000人近くの人がリツイートしました。集まったコメントは、彼女を応援するものがほとんどでしたが、自分の娘だったらなどと言って、反対する意見もありました。しかし、そのようなコメントに対してもイザベラさんはこう答えます。

「あなたの娘さんのためにも考え直してみてください。肩が見えているから『襟ぐりが深い』と言って不適切だとみなすということは、娘の体を性的な観点から見ているということ。娘さんに教えてあげるとしたら不適切だと言う代わりに、もしこれが男の子たちの気を紛らわせることになっても、それはあなたのせいじゃないと教えるべきだわ

また、イザベラさんは、「女性をもっと敬うべき」とも訴えました。

普段、無意識のうちに行動したり発言していることは、社会問題にも繋がるということに気付かされる出来事でしたね。

Licensed material used with permission by Isabella Rossellini
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。