先人の知恵はやっぱりすごかった。古代エジプトの技術を使った「自動水やりポット」

テクノロジーが進化し、どんどん便利になる今日この頃。目新しいアイテムも魅力的ですが、一方で「昔ながらの知恵」に立ち返りたくなることもあります。

たとえば、消臭剤代わりにコーヒーかすを置いてみたり、研磨剤じゃなくて塩を使ってみたり。むしろ新しい技術より効果的なこともしばしばです。

そして、面倒くさい植物の水やりも、そんな「古代の技術」が使えました。

古代エジプトから伝わる
「自動水やり」の知恵

自動水やりポットの「Clayola」は、古代エジプトの水がめから着想を得ています。なぜ自ずと水を供給してくれるのかというと、「土」を使っているから。土を固めると、粒と粒の間に、目には見えないほどの小さな隙間がたくさんできます。この穴から、自然に水が滲み出るのです。
 
メカニズムは、植物から水が蒸発する→根っこが土から水分を吸収する→「Clayola」から水が滲み出て土に供給される、というシンプルさ。気化した分だけ水が取り込まれるので、供給過多になってしまうことはありません。
 
また長い間埋めておくと、植物の根がポットに巻き付き、より効果的に水を吸い上げられるようになります。

一つひとつが
職人のハンドメイド

「Clayola」は、すべてエジプトの職人によるハンドメイド。1回水を満タンにしたら、1ヶ月ほど自動で水やりをしてくれます。6個セットが約30ドル(約3,300円)で、世界中に配送してくれるそう。

「何千年も前から、北アフリカで使われていた古代のテクノロジー。私たちは、それをちょっと効率良くしただけですよ」

便利さで溢れかえっているからこそ、先人たちの知恵に立ち返るのも良いのかもしれません。

Licensed material used with permission by Clayola
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。