料理名は「空と大地」です。

これはドイツ西部ラインラントの名物料理、直訳すれば「空と大地」。まるで歌のタイトルのようなネーミングですよね。空、大地がそれぞれ表すものが、木の上にたわわに実った「りんご」、そして地中で育つ「じゃがいも」なんだそう。

リンゴ、ソーセージ、
ときどきマッシュポテト

この地に暮らす農民たちが、リンゴ入りマッシュポテトをつくったのが始まりとされています。脂多めの肉料理やソーセージとよく合う理由は、りんごのフルーティーな風味。それを称して「空」と意味づけたんだとしたら、かなりロジカルな料理ということになりますね。

〈材料〉

玉ねぎ:1/4個
りんご:1/4個
じゃがいも:2個
ソーセージ:適量

牛乳:50ml
バター:10g
塩こしょう:適量

 〈つくり方〉

玉ねぎを薄切りにし、りんごは皮付きのまま4等分のくし切りに。じゃがいもを丸ごと鍋に入れて、ひたひたの水を加えて強火で熱し、沸騰したら弱火で30分ほど茹でて火を通します。

フライパンにバター(分量外)をひいて中火で熱し、透き通るくらいまで玉ねぎを炒めたら取り出し、今度はりんごをソテー。ソーセージは表面を軽く焼く程度に。

鍋にじゃがいもを戻し入れてつぶしたら、牛乳を加えて混ぜながら中火で加熱。なめらかになるまで練り混ぜ、バターを加えてまた混ぜ、塩こしょうで味をととのえます。器にりんご、マッシュされたじゃがいも、ソーセージを盛り付けて、お好みで黒こしょうを。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。