コーヒーロースターにとって欠かせない、カッピングスプーン。

カッピングスプーンは、抽出したコーヒーをすくって、液体を強くすするための道具です。霧状にして口のなかに含むと、コーヒーの質の良し悪しを客観的に判別出来るんです。

僕は、職業柄、毎日カッピングスプーンと、革製のホルダーを持ち歩いています。いつでも同じ味わいを作れるように、仕事中は、頻繁にカッピングを行っているんです。

パッと見て、その丸みのある風貌から「カレーを頬張るのに良さそう!」なんて思ったりもするのですが、枝の角度が急で、深さもたっぷりあるので、カトラリーとしては使いづらいんです。あくまでカッピング専用です。

コーヒーの世界に入るきっかけとなったお店で購入したので、持っているだけで安心感があります。

このスプーンと共に、さらにコーヒーの道に邁進していきたいです。

清水玄輝/コーヒーロースター
1985年、新潟県出身。大学院修了後、コンサルタント会社に就職するも退社。その後スペシャルティコーヒーと運命的に出会う。都内コーヒーショップ勤務を経て、現在に至る。焙煎を通じてコーヒーと向き合う日々。
http://www.toa-coffee.co.jp/

Photo by 元家健吾

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。