「習慣」がいかにパワーになるのか。偉人たちの名言(8選)

人生が輝かしいものになるか、平凡なものになるかは、どんな「習慣」を身につけるかによって変わってきます。

自分の中で「やるべきこと」が見えていたとしても、三日坊主になってしまったり、気が向いたときにしか取り組めなかったり…。もちろんそれも人間らしくていいのですが、うまく「習慣化」することで、より理想の人生に近づくことは言うまでもないでしょう。

ここでは、遠越段さんの著書『心に火をつける言葉Ⅱ 情熱の燃やし方』を参考に、過去の偉人たちが大切にしていた「習慣」についての名言を紹介しましょう。

「習慣」がいかにパワーになるのか。偉人たちの名言(8選)

01.

「怠慢は魅力的に見えるかもしれないが、
満足感を与えてくれるのは働くことだ。」

アンネ・フランク(『アンネの日記」著者)

アンネ・フランクは15歳でこの世を去りました。しかし、働くことに価値があり、働くことで自分の生きがいも満足感もあることを知りました。命が短いがゆえに悟ったのかもしれません。アンネには悲劇でしたが、その日記は人類にとっての永遠の財産となるものです。

日本では吉田松陰の言葉も同じように私たちの財産となっています。松陰は29歳で処刑されましたが、その教えは明治維新への原動力となりました。

仕事があることが、ありがたいことだと考えてみましょう。

02.

「人は心の持ち方を変えることで、
人生をも変えることができる存在だ。」

ウィリアム・ジェームズ(心理学者)

人生を変えたい時があります。今までのやり方ではどうもうまくいかないという判断をしたときや、何をやっていても結果が出ないときなどです。ねばり強く続けるのもひとつのやり方ではありますが、心の持ち方を変えてみてはいかがでしょう。心を変えるのは簡単ではありませんが、人生を変えたいと思うほどであれば、必ず心を変えることができます。

紙に書いたり、人に話したり、心をどう変えるのかをよく考え、なぜ変えるのかもよく確認します。

心の持ち方を変える方法、習慣を見つけましょう。

「習慣」がいかにパワーになるのか。偉人たちの名言(8選)

03.

「途中で諦めないかぎり、
失敗はあり得ない。」

エルバート・ハバード(著述家)

ホンダの創業者、本田宗一郎も「私は失敗しない。なぜなら成功するまでやり続けるから」と言っています。同じ趣旨のことをパナソニックの創業者、松下幸之助も述べています。なるほど、失敗なんてあり得ない。必ず成功すると思い続け、努力を続け、工夫を続ければいいのだとよくわかります。これが成功のコツなのです。

あなたの努力は必ず報われます。

04.

「日々の仕事で、あり得ない努力をしてみなさい。
そしてそれを続けていくのだ。」

オリソン・スウェット・マーデン(作家)

「あり得ない努力」とはどんなものでしょう。マーデンの言う「眠っている偉大な力」を掘り起こし、その偉大な力を使って仕事をしていけということでしょうか。「あり得ない」と言いますが、マーデン流に言うと、それは「本来はあり得るのであって、ただ本人がまだ気づいていないだけの力」なのです。仕事においては、そのくらいの気持ちでやり続けられるなら、必ず大きな成果を生み出していくに違いありません。

プラスαの努力を、日々積み重ねていきましょう。

「習慣」がいかにパワーになるのか。偉人たちの名言(8選)

05.

「今日始めなかったことが、
明日終わることはない。」

ゲーテ(劇作家)

とにかく始めなければ、やるべきことも進まないし、終わることはありません。本を書くこと、文章を書くことにも、これはよく当てはまります。あるテーマについて書こうと思ったり、依頼されたりしたらとにかく書き始めるのが、本を書き上げる、あるいは論文を書き上げるコツです。まず、畑に最初の鍬を入れてみることです。

すると不思議なもので、本の全体像も構成も、調べることも次々と頭に浮かんできます。次から次へとやるべきことが出てきて、仕事が進みます。

とにかく始めてみましょう。そうすれば先のことが見えてきます。

06.

「自分を磨き上げておけ。
なぜなら、自分自身が世の中を見る窓になるからだ。」

ジョージ・バーナード・ショー(劇作家)

よく本を読めと言いますが、もちろん読むだけではいけません。本を読んで、現実をよく見て、自分の頭で考えて、はじめて自分自身らしい目、自分で考える正しい目が生まれてきます。知らなければ、世の中のこともそれだけ見えないことになるからです。なので本を読むだけではなく、それとともに一番大切なことが「自分を磨く」ということ。

自分自身の正しい目が持てるように、自分を磨きましょう。そのために本を読みましょう。

07.

「言葉は人の才覚を示し、
行動は人の真意を示す。」

ベンジャミン・フランクリン(政治家)

言葉と行動は、私たちにとってどちらも重要です。言葉なくして、夢も希望も目標も語れません。また、次に向けての自分が作れなくなります。言葉がまずあって、次に行動へと続くのです。また、もちろん行動も重要で、言葉でつくり、言い聞かせたことを実行に移すことで物事は実現していきます。

しかし他人からすると、言葉よりも行動によってその人がよく見えるのです。いくら言葉で言われても、実際の行動を見なければ、その人の真意はわかりません。

人の言葉だけでなく、行動もしっかりと見るようにしましょう。

08.

「一日一日を、それぞれ新たな
人生と考えて生きるべきだ。」

ルキウス・アンナエウス・セネカ(政治家)

今日一日を一生のつもりで生きることができれば、どれだけ充実した人生を送ることができるでしょうか。今日という日が始まりなのだと思えば、自分の正しい行い、やりたい願望がよく見えるようになります。新鮮な気持ちで力いっぱい頑張れるのです。

自分が正しいと考えたことを正しいと言え、正しいと思う行動を取ることができます。

一日を上手に生きられる人は、人生がうまくまわるものなのです。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。