イラストで見る。あなたが転職でスキルアップすべき理由

とりわけ、若い人が転職を考えるとき、さまざまな不安が頭をよぎることでしょう。給料、世間体、勤務条件など、不安要素を数えればキリがありません。

しかし、転職をするのは当然悪いことばかりではなく、キャリアアップへの輝かしい道。「The School of Life」ではイラストを交えて、新しいキャリアに挑戦することの大切さを説明しています。

今までやってきたこと
VS
今、興味があること

転職にはリスクがつきものです。ほぼ経験値ゼロから始めることも多いですが、そのときに味わう苦労は、あなたにとって強みになる可能性もあります。

仮に20歳の人を想像してみてください。科学者になる夢があり、それに向けて資格を取ろうと奮闘中。特別な授業を履修し、関連する仕事のキャリアも積みました。なんだか、ものすごく大きな投資をした気分です。

しかし、やがて海洋生物学や人類学に興味を持ち、コース変更したいと考えるようになります。今までの計画は崩れて、おそらくこれまでとはまったく違う2年間になるでしょう。

20歳の人にとっての2年間は、これまでの人生のおよそ10%にあたります。そう聞くと、かなり長い期間のように感じますね。

では一度、幼少期、青春期を思い返してみてください。きっとその頃は、自分の人生をどうするかなんて、そこまで深く考えていなかったことでしょう。

…となると、私たちの人生は実質16歳から自分を認識し始めたようなものです。16歳から20歳までのキャリアにおいての2年間は、その半分。若い人が、その2年間を重大な決断だと思うのも当然のことです。

ここでちょっと見方を変えてみましょう。その2年間を、56歳までの人生全体で考えてみましょう。すると、その2年間は16歳から56歳の人生において、たったの5%だったということが分かります。

準備期間の「投資」が
必要なワケ

転職をするとき、多くのケースで新たな分野の勉強をする必要性が出てきます。初めは新たに自己投資している時間がとても長く感じるかもしれませんが、働いていくうちに「その準備期間は最初だけだった」と思うようになるでしょう。

逆に言えば、最初の準備期間をおろそかにすると、他の人との差は広がっていく一方。これは「職業投資トラップ」と呼ばれていて、とくに若い人はこの真実に気がつかないことが多い傾向にあります。

新しい分野を勉強する準備期間は、長い将来のなかでとても大きいものだと感じてしまいがちですが、実際は長い人生のほんの一部にしかすぎません。

「16歳から20歳までの短さ」を実感するためには、16歳から56歳までのグラフを書いて、一緒に比較してみるといいでしょう。

若い人は、目先の経験ではなく、これからの長い将来に役立つという観点で、今の自分に投資をするべきです。難しいかもしれませんが、数十年先を見据えて、あえて道を変えてみるのもいいかもしれません。

Licensed material used with permission by The School of Life
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。