治安、気候、景色よし。夜遊ぶのに最高!な国といえば…

アジアとヨーロッパの文化が絶妙に入り混じった熱気に、想像のナナメ上を行く最先端の観光資源。シンガポールの魅力はさまざまあれど、じつはとっても魅力的な「夜の顔」を持っているって知っていましたか?

どう魅力的かは、こちらのビジュアルを見てもらえれば伝わるはず!

近未来気分に浸る
「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」

まるでSFの世界に迷い込んだかのような雰囲気を味わえる話題の超巨大植物園は、日没直前のトワイライトタイムを狙って訪れるのがオススメ。スーパーツリーをつなぐ高さ約50mの回遊路「OCBCスカイウェイ」から見る夕焼けは絶品です。日がくれた後は、壮大な光のショー、「OCBCガーデン・ラプソディ」をチェックしてみてくださいね。

あの「マリーナ・ベイ・サンズ」も
光の舞台に

もうひとつ、シンガポールの顔的存在と言えば、まるで巨大な宇宙船がビルに乗っているかのような建築が目を惹く「マリーナ・ベイ・サンズ」。もちろん、そこに登ってみるのも楽しいのですが、せっかくの夜景を楽しむならちょっと離れた場所からがオススメ。

特に、マリーナ・ベイ・サンズをバックに繰り広げられる、水の粒子をスクリーンにしたショー「ワンダー・フル」は必見です。対岸のマーライオン・パークから見ると、聳え立つマリーナ・ベイ・サンズからほとばしるレーザー光線が大迫力!

 

毎年3月に開催される「アイ・ライト・マリーナベイ」では、マリーナ地区全体が「歩いて楽しむ光のアート作品」へと変貌するのも見ものです。

ディナーのあとの一杯も、
選択肢は無限に!

マリーナベイ・ファイナンシャルセンターの33階、世界最高所にあるブリュワリーとして名高い「レベル33」は、マリーナを一望しながらいい気分で酔えるスポット。もちろん「ワンダー・フル」も堪能できますが、人気なのでテラス席は予約できたらラッキーかも?

 

「ザ・夜遊び」な雰囲気を存分に味わうなら、テロック・アヤー駅にある「サン・イー・タイ」がオススメ。80年代の香港をイメージした怪しげなバーでは、まるで香港映画の中に入り込んだような気分に。

 

もうちょっとローカルな雰囲気を楽しみたい、という人にオススメなのがクラーク・キーエリア。シンガポールリバー沿いに各種レストランやバーが所狭しと立ち並び、夜には仕事帰りのビジネスマン(と言っても、カジュアルなファッションの人ばかり)が陽気に盛り上がっています。

 

もっともっとディープな雰囲気を楽しみたければ、ラ・オ・パサの「サテー・ストリート」を覗いてみましょう。サテーとは、マレー伝統の焼き鳥。夜にだけ出現するサテー・ストリートには香ばしい香りが充満し、嫌が応でも食欲をそそります。10本7SGD(シンガポールドル)程度の甘辛いサテーは、よく冷えたタイガービール(シンガポールのビール)と相性抜群!!

 

ラ・オ・パサのホーカーセンター(屋台村)には24時間やっているお店もいくつかあります。遊び疲れてお腹が空いたら、ここでしか味わえないローカルフードで小腹を満たしましょう!

探検気分満載の
「ナイト・サファリ」

ここは世界初、夜行性動物を観察するための動物園。さまざまな動物が野生に近い状態で見られます。大きなトラムに乗って解説付きで園内を巡るのも楽しいですが、ぜひ歩いて回るコースにチャレンジしてみてください。本当に周りが暗いので、サファリ探検のドキドキ感がさらにアップ!

ファイヤーダンスなど、ショーの類も充実してますよ。

「シンガポール・フライヤー」は、
夜の空中散歩が最高

じつは建設したのは日本人建築家の故・黒川紀章氏。その高さ世界2位(すこーし前まで世界一だったのですが…)の「シンガポールフライヤー」は、お酒を飲みながら空中散歩を楽しめる特別なプログラム、「シンガポールスリング・フライト」を楽しみたいところ。

ネーミングからお察しの通り、シンガポール生まれのカクテル「シンガポール・スリング」を片手に1周30分のロマンチックな時間を体験できます。

多民族国家・シンガポールならではの
お楽しみは他にもたくさん

ここまでも色々と魅惑的な夜のシンガポールをご紹介してきましたが、他にもお楽しみはまだまだありますよ。

シンガポールは中国系、マレー系、インド系、など様々な人種が集う多民族国家。そのため、年がら年中、国のどこかで特別なお祭りが行われており、どのお祭りでもまばゆくライトアップされた街並みが印象的なんです。

 

旧正月(2月)@チャイナタウン

人口が一番多い中国系のお祭りと言えば、チャイニーズ・ニューイヤー。いわゆる1月1日の新年よりも重要なイベントだけに、チャイナタウンの盛り上がりは半端じゃありません。この時ばかりは仕事は全員お休みなので、昼間の街は逆にがらーんとするのも面白いところ。

 

また、人種に関係なく盛り上がる「チンゲイ(衣装と仮装の芸術)パレード」は、アジア最大級のパレードとあって圧巻の迫力です!

 

ハリ・ラヤ・プアサ(今年は6月25日

マレー系の人々にとって、厳しいラマダン(断食)が終わったときのお祝いがこの「ハリ・ラヤ・プアサ」。彼らにとって一年でいちばんおめでたい日だけに、ゲイラン・セライは綺麗にライトアップされて盛り上がっていますよ。

 

独立記念日(8月)

毎年8月9日は、シンガポールの独立記念日。この日はマリーナ地区でド派手な花火が打ち上がり、まるでオリンピックの開会式のような大掛かりなパフォーマンスが繰り広げられるのです。

 

F1シンガポールGP(9月)

ナイトレースで、しかも街中を走るシンガポールGPは、トップドライバーにとっても難易度の高いコース。レース本番は爆音が街中に響き渡ります。唸りを上げるモンスターマシンのド迫力は一見の価値あり。近くで観る場合は耳栓必須です。

サーキット・パーク内では、今をときめくアーティスト達のコンサートも開催。夜中まで熱くなれますよ!

 

ディパバリ(10月)@リトルインディア

ディパバリはヒンズー教のお正月。この期間中は、インド系の人々が集うリトルインディアでライトアップが行われます。1年の間に、何度もお正月気分が味わえるのがシンガポールのいいところですね!

 

ズークアウト(12月)@セントーサ島

こちらは、ガラリと雰囲気が変わって、イマドキのビーチフェス。島全体がテーマパークのようになっているセントーサ島で開催されます。テンションを上げて、夜通し踊りまくりましょう!

 

クリスマスライトアップ(12月)@オーチャード

クリスマスでも気温は30℃、ちょっと不思議な感じです。シンガポールにおける銀座のような存在・オーチャードロードには巨大なツリーが随分早い時期(11月頭ごろ)からお目見え。タングリン・モールでは雪に見立てた泡を撒いたりして、南国ならではのクリスマスを楽しみます。

フライトまでのスキマ時間に
24hスーパー「ムスタファ」

たっぷり楽しんで、いよいよ帰国という時。シンガポールからは深夜便を利用する人も多く、フライトまでの中途半端な時間をなんとなく空港で潰してしまいがち。それならその時間を利用してぜひとも寄っておきたいのが、リトル・インディアにある24時間営業のスーパー、「ムスタファ」です。

そこは、とにかくカオスな異国空間。通路の左右の棚を埋め尽くす、本場のスパイスや格安のアーユルヴェーダ石鹸や化粧品など、バラマキ土産を賢く手に入れることができますよ!

常夏だけど、夜は涼しく過ごしやすい。比較的治安もいいし交通の便も整っているから、思い切って夜までみっちり遊んで、シンガポールの滞在をより濃厚なものにしてみるのはいかがでしょう?