今よりもっと「理想の自分」に近づくための、3つのヒント

「自己暗示」と聞くと、なにか難しいもののように思うかもしれませんが、つまりは目標とする自分の姿を想像すること。「自分はできる」と鼓舞することで、テンションが上がったり、状況が変わるものなのです。書籍『すぐ試したくなる!実践心理学大全』を参考に、人生を良い方向に変えるヒントを見ていきましょう。

気持ちがマイナスなら
行動はプラスへ

「心と体は表裏一体」と言われています。実際に心が不調だと体にも何かしら異変が表れやすく、体の調子が悪いときは、なかなか元気も出てきません。

たとえばメンタルトレーナーは「気分が落ちてどうしようもないときは、わざと快活に振る舞ってください。不思議と気分も晴れてきます」と、心と体の一体性を説くものです。

とは言っても、落ち込んだときに明るく振る舞うのは困難なこと。そんなときは「上機嫌なふり」でいいので、やってみましょう。わざと笑ったり、明るい表情をつくるだけでも心の持ちようは変わります。初めはぎこちないかもしれませんが、それでもかまいません。続けていくだけで不思議と気持ちの明るさを取り戻すことができるでしょう。

気持ちが落ち込んでいるときに暗い表情でいると、ますます気分は沈んでいきます。あえて快活に行動することで「自分はこんなことで落ち込まない」という暗示が自然にかかるのです。

反省は「棚上げ」して
マイナス思考とサヨナラしよう

自分の思い描いたように行動ができない人は、ちょっとした失敗でクヨクヨしてしまう傾向にあるのだそうです。なぜなら、あまりにも完璧を求めすぎる気持ちが、かえって失敗に対する過度な怯えを生んでいるのだとか。

反省自体は悪いことではなく、成長のために必要なことでもあります。それでも考えすぎてしまう人は、開き直って棚上げをしてしまいましょう。

失敗したらとりあえず考えることをやめ、一旦保留するのです。これは反省をしないという意味ではなく、現段階では先送りするということ。反省を延期すると忘れてしまいそうですが、それでもかまいません。忘れてしまうような反省は、もともとする必要のなかったものなのです。

延期をして、それでも心の片隅にある反省は、今後の糧となる貴重なものです。教訓として胸に刻んでおきましょう。

チャーチルも使っていた
鏡のリハーサル

第二次世界大戦時にイギリスの首相を務めたチャーチルの行動を紹介しましょう。彼は演説の前に、必ず鏡に向かってリハーサルを行っていたそうです。

鏡を使ったリハーサルの目的は、自分の姿をチェックすること本番での緊張感を取り去ることに加えて、もうひとつ重要な効果があります。それが、自己暗示です。鏡に向かって「自分はやり遂げられる」と口にして、強い意志を持った自分をイメージするのです。そうすることで、本番もイメージしたように振る舞うことができるのだとか。

これは、私たちにもマネをすることができます。緊張する場面に臨む前に、自分のありたい姿をイメージし、自己暗示をかけてみてください。鏡に映った自分がしゃべる声を、自分の耳でしっかり受け取ることで、効果はさらに高まるはず。

※画像はイメージです。

※記事内の画像はイメージです。

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