ひと振りでカクテルが大変身!?ポートランドの「ザ・ビターハウスワイフ」を味わってみた

お酒を嗜む人であれば、ビターズという言葉を耳にしたことはあるだろう。

ビターズとは、数種類の果物やスパイスなどをお酒に漬け込んで作るリキュールのこと。その味は、文字通り、強い苦味がある。「カクテルのスパイス(隠し味)」と呼ばれ、マンハッタンやジンビターズをはじめ多くのカクテルに使われている。

バーには欠かせない存在のビターズだが、最近では、自宅で気軽に楽しむ人も増えてきているのだとか。その中でも、評判になっているのが、ポートランド発のビターズブランド「ザ・ビターハウスワイフ」だ。早速、取り寄せて試してみることにした。

きっかけは
自家製ビター作り?

ザ・ビターハウスワイフを立ち上げたのは、バーのマネージャーの経験を持つ女性、ジュヌビエーヌ・ブラゼルトンさん。自家製ビター作りが高じて、ブランドを立ち上げるまでになったんだとか。

小さなキッチンで、自ら厳選した素材を漬け込んだハンドメイドビターズは、様々なスパイスが共鳴してとても香りがいい。また、苦みも控えめでまろやか。しかも、人工着色料や人工香料、市販のエキスなどが未使用という点にも好感がもてる。

さあ、カクテル作りに挑戦

全6種類のザ・ビターハウスワイフから、TABILABOがピックアップしたのは「ライムコリアンダービターズ」。キャップを開けるとエキゾチックに香る。

これで、ジンをベースにしたカクテルを作ってみることにした。

カクテルレシピ【ジンオールドファッションド/Gin Old Fashioned】
-材料-
・ジン 45ml
・ライムコリアンダービターズ 5ml
・ハニーシロップ(※) 5ml
・ライムスライス 1枚
・炭酸水 120ml

1.※ハチミツ:水=2:1の割合でお鍋に入れ、温めながら良く混ぜる。ハチミツが水に溶けたら完成。
2.グラスにビターズと※を入れてよく混ぜる。ジンと炭酸水を注ぎ氷とライムを加えて完成。

まず、出来上がったカクテルの香りを嗅ぐと上品さが感じられる。で、一口。わお!口に含んだ途端に華やかさが鼻に抜けていくのだ。飲み心地は、ほろ苦くてちょうどいい。そして、これまでとは違う味の奥行きも感じられる。うん、いける。これなら、仲間を集めてのホームパーティーにもピッタリだ。

瓶のデザインも、まさにオールドファッションで感じがいい。キッチンに置いておくだけで絵になる。ビール、ワイン、シャンパンもいいけれど、既成品ではなくて、オリジナルカクテルを作れるようになればパーティーも一段と盛り上がるに違いない。

編集後記

正直、自宅でカクテルなんて面倒だと思っていたけれど、実際にやってみると簡単。しかも、これが意外と面白いのだ。

ライムコリアンダービターズをひと振りする瞬間、昔、観た映画『カクテル』を思い出した。難を言えばひとつ。主題歌の『Kokomo』が、暫くの間、頭の中でループし続けたことだ…。 

Licensed material used with permission by クロンティップ
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。