誰もが一度は感じる「恐怖」をマンガで表現してみたら…

もしも、暗やみに何か潜んでたら、お人形が動いたら、周りの人がいなくなっちゃったら…。

「そんなこと起こるわけがない」とは思っていても、誰にだって怖いものはあるはずです。LAを拠点に活動する漫画家、Fran Krauseさんは、みんなが潜在的に恐れている日常に潜むものを「Deep Dark Fears(深く暗い恐怖)」というシリーズにしています。

いわゆる、シャンプーをしているとき背後に感じる恐怖、に近い感覚。「あるある」「子どもの頃は確かに怖かったな」と思えるものなど、さまざまな作品を見てみましょう。

01.
世界の終わり

ぼくのおばあちゃんは、世界がいつか終わるって言っていた。

そして、善人はみんな天国にテレポートするんだ。

だからぼくは床に服が落ちているのを見るたび…

家族は天国に行っちゃって、ぼくだけ悪人たちと取り残されちゃったんじゃないかって不安になるんだ。

02.
暗やみから
覗いてくるもの

ぼくは昔、暗やみがすごく怖かった。

それで、パパが暗やみで光る星を買ってくれたんだ。

その星たちを見てると、怖さが和らいだ。

その星のうち、2つがまばたきをしているように見えるまでは…。

03.
シャツの中

着替えよう。

「ぎゃああああああああ!」

着ようとしたシャツの中にクモがいた。

04.
スマホの奥には

スマホを片手に、夜更かしするのが好きなの。

でも、画面が明るすぎるわ。

部屋にある他のものはみんな、

暗やみに隠れてるのに…。

05.
お人形の視線

わたしは、小さいとき怖かったの。

お人形が、わたしが眠るのを見てるんじゃないかって。

だからわたしは、お人形のゆりかごをブランケットで覆ったの。

それからお人形が逃げ出せないように、本の山を積んだの…。

06.
握る手

わたしが眠りに落ちるとき。

ベッドから腕がダランと落ちていると、

ベッドの下にいる「何か」が、

手を握ってくるの。

07.
本当の悪夢

ある夜、ぼくは悪夢から目が覚めた。

でも、じつはぼくはまだ寝ていたんだってことに気づいて、パニックになりながら起きた。

3度目に目覚めたときが一番ひどかったけど、今度こそ本当に目が覚めたんだって確信していた。

ぼくがもう一度、目が覚めるまでは…。

08.
公衆トイレで…

公衆トイレに入ったとき。

ときどき、自分は本当にひとりなのかどうか疑問に思うんだ。

気になって仕切りの下から覗いたとき、

もし、他の人と目が合ったらどうしよう…。

09.
死を逃れる1フィート

ぼくの身長は5フィート。だから地下鉄に並ぶときは、

いつも6フィート以上線路から離れることにしているんだ。

そうしておけば、もしも誰かがぼくを殺そうとしても、

線路には落ちずに済むだろう?

10.
人の顔が描いている「絵」

客間の電気が壊れていた。

壁には顔の絵がある、

ほとんど眠れず、翌朝に同じ壁を見ると…

絵だと思っていたところには、窓があった。

11.
ドアの向こう側

夜遅くに帰宅したとき。

わたしは家のドアを蹴り開けることにしている。

そうすれば、もしドアの後ろに人が潜んでいたしても、

襲われる前にノックアウトできると思うから。

Licensed material used with permission by Fran Krause
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。