職人の手仕事を、じっくりと見てみよう。

職人の手仕事、その仕事場、そこで仕上がった品物を、一貫して眺めてみましょう。なかなかじっくりと見学する機会がないなという人には、こんな映像をおすすめ。

伝統工芸 青山スクエアが、手づくりのこころを届けるために、職人の「作る姿」を紹介しています。あまり見たことがない工程も写っているかもしれません。例えば、箱根寄木細工なら、「づく」に注目してみましょう。

組み上げた種木(たねぎ)にカンナをかけると、薄い紙状の板ができあがります。スーッと削るその音に耳をすませながら、木材そのものの色を生かした幾何学模様の装飾を眺めてみてください。

出演:箱根寄木細工 伝統工芸士 本間昇
動画:伝統工芸 青山スクエア

「づく」は、箱根寄木細工の表面に貼って使われます。そのため、「づく削り」の見学をしたり、自作しない限りは、紙状のものを目にする機会はあまりないかもしれません。天然の木材だけで彩られていることが信じられないほど華やか。

そのほかにも、日本各地の“手技”が、YouTubeに公開されています。てきぱきと手を動かしている職人の姿や眼差しを見ていると、背筋がしゃんとしてきますね。

Licensed material used with permission by 一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。