ダイソンが「照明」をつくると、こんな製品が生まれる。

同社の掃除機や空調家電は、知らない人を探すほうが難しいくらいの知名度。でも、「照明」の存在を知っている人は、意外と少ないのでは?恥ずかしながら、かくいう自分だってつい先日知ったばかり…。

想像通りですが、ハッキリ言ってそれなりに高額です。でも、そんな強気の価格設定の裏にどんなこだわりがあるのか興味をそそられました。

これまでとは異なる
無機質なデザイン

まずはビジュアルから。どこか「製図の平行定規」を連想させるシンプルなデザインは、どちらかというと男心をくすぐりそう。さらに、これまで同社製品で多用されてきた青やピンクなどの差し色がなく無機質な雰囲気となっている点も、男性に向けられたアイテムである印象を強めている気がします。

ポイントは
独自の冷却システム

性能面に移りましょう。

どうやら、最大のこだわりは「長寿命」。それを実現するのが、同社独自のヒートパイプテクノロジーなるもの。真空密封された銅管がアーム部分に組み込まれており、その中に入れられた一滴の水がアルミニウム製のヒートシンクを通って熱を放散させる仕組み。 

「あらゆるデザイナーたちがLEDの冷却を目指してきましたが、十分な成果が出ていません。そのため、LEDの明るさは徐々に減退していくことに。しかし、私たちは効果的な冷却システムを備えた『LED照明器具』を開発し、最大144,000時間の長寿命を実現したのです」

と、製品の生みの親であるジェイク・ダイソンは胸を張ります。ちなみに彼は、かの有名なジェームズ・ダイソンの長男にあたる人物。

独自の冷却システムがあるからこそ、強力な光で、必要な範囲を正確に照射可能。とはいえ、LEDは一つひとつ固定されて円錐状の半斜体に収められているため、まぶしさを感じないのだとか。

ライトは2種類の色温度からチョイス。くつろぎを与え、温かみのあるリラックス空間には「dyson csys」、オフィス空間や家での作業用には「dyson csys 4k」、といった使い分けを。デスクタイプとベッドサイドなどに固定するクランプタイプの価格は69,120円(税込)、リビングタイプは109,080円(税込)。

掃除機にはじまり、独自のアイデアと確かな技術力で、オリジナルな製品を生み出し続けるダイソン。今後も、新たな分野の開拓で私たちに驚きを提供してくれるかもしれませんね。

Licensed material used with permission by Dyson
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。