クリスマスに映画館へ行くなら、『Smoke デジタルリマスター版』がオススメ!

95年のヒット作『スモーク』が、デジタル・リマスター版で蘇った!と話題になっていますよね。でも、知らなかった人も多いはず。

80年代後半から90年代に起きたミニシアターブームのなか、恵比寿ガーデンシネマで25週に渡ってロングラン上映されたほどの人気作品。『レオン』、『トレインスポッティング』、『バッファロー'66』、『アメリ』などはしばしば注目されますが、なぜか本作についてはそんなに。でも、いいんですよね。

舞台は1990年のNY・ブルックリン。タバコ屋の店主と常連客から広がっていくほろ苦くもあたたかい物語。夏のニューヨーク、アパートの一室、カフェ、交差点、アメ車、ガソリンスタンド、行き交う人々。リアルな街の雰囲気を見ていると、ついその場に立っている自分の姿を想像してしまうのです。海外行きたい病がぶりかえしてくるので要注意…。

そして、この作品は一見わかりづらくもクリスマス映画。物語の中心人物であるタバコ屋の店主・オーギーが、クライマックスで語る“あるクリスマスの出来事”。店の前で毎日写真を撮り続けている彼が明かす、カメラを手に入れたきっかけ。その内容が一度見たら忘れられないくらいGOOD!ちなみに、このシーンで煙を吐きながら会話を交わす登場人物の仕草と表情がたまらなくシブくてカッコイイ。

ってなわけで、ひとりで行くも良し、デートで見るも良し。映画館で見るいいタイミングかもしれません。

12月17日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMA他全国ロードショー。
公式サイトはコチラ

Licensed material used with permission by 『Smoke デジタルリマスター版』
©1995 Miramax/N.D.F./Euro Space
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。