【読んでもらいたい vol.2】有名シェフに教わる、玉子を使った楽しいレシピ集

玉子料理はなんて美味しいのでしょう。玉子は、アレンジを加えて食卓の主役になったり、手の込んだ料理で名脇役を果たしたり。もちろん、そのままでも美味しくいただけます。玉子の多彩ぶりを褒め称える本は世の中にたくさんありますが、玉子を食べることが大好き!というシンプルな気持ちひとつで書かれたものは、『How to Boil an Egg』くらいではないでしょうか。

著者のローズ・カッラリーニは、パリで大人気のベーカリーレストラン『ローズベーカリー』の経営者であり、シェフを務めています。本のなかで、ローズは、玉子を食べると、それだけでいつでも、しあわせな感覚に包まれると言っています。そんな玉子愛に満ち溢れたレシピより、お店の定番メニューであり、シンプルで栄養満点の「エッグベネディクト」をご紹介しましょう。ポーチドエッグが上手に作れたら、出来たも同然です。オランデーズソースをかけなくても、十分、美味しくいただけます。お休みの日のランチに、ぜひお試しください。

とろける玉子と一緒に味わう、
エッグベネディクトを作りましょう。

はじめにオランデーズソースから。

材料(作りやすい分量)
卵黄…6こ分
水…大サジ4杯
白ワインビネガー…大サジ4杯
バター…500グラム
レモン汁…適量
塩、黒コショー…ひとつまみ

作り方
1 バターは室温に戻し、溶かしておきます。
2 鍋に、水、ビネガー、塩、黒コショーを入れ、火をつけます。
3 2/3の分量になるまで煮詰めたら、火からおろし、卵黄を加えて、よく混ぜます。
4 ふたたび、弱火にかけ、バターを少しずつ加えていきます。
5 味を見ながら塩、黒コショー(分量外)をし、足りなければ、レモン汁を数滴加えます。
6 裏ごしして、ボウルに移し、保温して出来上がりです。
※オランデーズソースは、粗熱を取ってから、使いましょう。ほんのり温かい状態を保つようにするのが、ポイントです。

ポーチドエッグをのせましょう。

材料(2人分)
スライスしたブリオッシュ…2枚
ハム(もしくは、焼いたベーコン)…4枚
玉子…4コ
オランデーズソース…適量

作り方
1 ポーチドエッグを作ります。玉子を割ったら、ザルでこしておきます。ナベに、水1リットル、酢大サジ2杯、塩小サジ1/2杯を入れ、沸騰させます。グツグツしてきたら、中火にし、箸でくるくる湯を混ぜて、渦を作ります。
2 お玉に玉子をのせ、鍋の中に、静かに浸します。フォークで白身を寄せ集め、黄身を包み込むように、白身をまとめていきます。白身に透明部分がなくなったら、すぐに穴じゃくしなどですくい上げ、底にキッチンペーパーをあて、余分な水気を取ります。
3 ブリオッシュの両面を焼き、お皿に載せます。
4 それぞれにハム、もしくは、焼いたベーコンを同量ずつ載せます。
5 崩れないようにポーチドエッグをのせ、オランデーズソースを上からかけて、すぐにいただきましょう。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。