バッテリーもモーターもなし。自動で「靴ひも」をフィットさせるスニーカー

自分の足にぴったりのフィット感にできるところが、ひものついたスニーカーのいいところ。でも、脱ぎ履きするたびにいちいち結び直すのも大変だし、無精してそのまま足を突っ込むと、靴に負担がかかって早くダメになってしまうことも。

紐ひもの登場は、紀元前3500年ごろと言われています。誕生から5500年。各メーカーが取り組んでいますが、今こそ進化のときなのかも?

足を入れれば
自動でフィット

Kickstarterでクラウドファンディング中のスニーカー「POWERLACE SHOES」は、自動で靴ひもを締めてくれる機能を搭載したもの。スッと足を入れると、キュッと足にフィットしてくれるそうです。最後のアジャストもワンタッチでOK。

ちなみに、脱ぐときも簡単。かかとのレバーを踏むことでひもが緩みます。

バッテリーも
モーターもナシ

ポイントは、バッテリーもモーターも搭載していないこと。靴を履くときにかかとを踏む動作を利用して、電動アシストなしで靴紐を締めることを可能にしているんです。必要なのはあなたの体重だけ。

確かに、普段使いの靴をいちいち充電したり雨の日を気にしたりするのは面倒ですよね。せっかくひもを結ぶ煩わしさから解放されても、別の問題が出てきては意味がありません。

ソールにもこだわってて、シティユースだけでなく、スポーツやトレッキングにも使えるよう、頑丈で滑りにくいパターンを採用しているとのこと。

色は黒をベースに、アクセントカラーは6色展開。デザインはあまりシャープとは言えませんが、機能的に考え抜かれた末のデザインと思えば、これはこれでアリかも。

さっと履いて、さっと脱ぐ。
日本でこそ使えそう

「POWERLACE SHOES」は、現在Kickstarterで支援を募集中。最終的な定価は179カナダドル(約15,000円)になる予定ですが、129カナダドル(約11,000円〜)で手に入るプランがまだ残っているようです(2016年11月27日現在)。日本への発送も可能。靴を脱いで上がるお座敷文化が残っている日本こそ、こういったプロダクトが活躍しそうな気もしますね。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。