トレビの泉に投げられるコイン(年間約1億円)の、行方とは?

コインを投げれば、願いが叶うー。世界には、そんな伝説が伝わる場所がいくつかあります。最も有名な観光地のひとつといえば、イタリアにある「トレビの泉」。映画『ローマの休日』が頭に思い浮かぶ人も多いかもしれません。アン王女がジェラートを食べるシーン(※現在は飲食禁止なのでご注意を)で有名なスペイン広場のすぐ近くに位置しています。夜のライトアップもロマンチックです。

人気スポットなので毎日多くの人が訪れていますが、一体どれだけのコインが集まり、どこに行くんだろう?なんて考えるのは野暮でしょうか。実際、いろいろなところで役立っているみたいですよ。

投げ込まれたコインは
慈善活動に寄付

トレビの泉に投げられるコイン 行方

【トレビの泉の場合】

Travel + Leisure」によれば、トレビの泉には、1週間で15,000ドル(約150万円)、年間でおよそ100万ドル(1億円)が集まるそう。なんと、2008年にはそのお金が、必要な人に無料の食べ物を支給できるスーパーマーケット「Emporio della solidarita」の開設にも役立ちました。 そういった、主にカトリック教の慈善事業などに使われることが多いそうです。

ちなみに、コインは毎日たまり続けるので、噴水からコインを除くのに1時間はかかるとか…。

【ベラージオの噴水の場合】

トレビの泉に投げられるコイン 行方

また、ラスベガスのホテル「ベラージオ」の噴水では、年間12,000ドル(約130万円)が回収され、こちらも様々な非営利団体へと寄付されているそう。

大小関わらず、その他の噴水でもチャリティに寄付することが多いそうですよ。

Reference:TRAVEL LEISURE
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