使うだけじゃない。「SABON」を人に贈りたくなるワケ

冬の足音が聞こえ始めると、そろそろ大切な人に贈るギフトを考える時期。贈り物を選ぶ時って、相手の喜ぶ顔を想像しながら、なぜか自分もワクワクするものです。

ギフトを贈る人も贈られる人も幸せにする、イスラエル発のボディケアアイテムといえば『SABON(サボン)』。1997年に小さなソープ店としてスタートして以来、わずか19年で全世界の人々に受け入れられ、ここ日本でもギフトに欠かせないブランドとして確立しています。

人はなぜ、SABONのショップに行くとワクワクするのか?大切な誰かに贈りたくなるのか?そのエッセンスをキーワードで探ります。

幼馴染

SABONを作ったのは、現在も商品企画を担当するAvi Piatok(アヴィ・ピアトク)とデザインを担当するSigal Kotler Levi(シガール・コテラー・レヴィ)のふたり。実は家族同然に育った幼馴染なんです。

アーティスト気質なふたりは、SABONを単なるプロダクトとは捉えず、それを使う人の五感を刺激するような、そして使う人を幸せにする、モノ以上の存在にしようと愛を込めた商品作りを開始しました。

SABONのコンセプトは、幼馴染であるふたりの感性が響きあったこと、そして街全体がアーティスティックであり、家族や友人との時間を何よりも大切にするイスラエルという国だからこそ育まれたもの。

ハンドメイド

アヴィとシガールのふたりは、この新しいソープを世に送り出す際、徹底的に「ハンドメイド」にこだわりました。創業当時からソープを作ってきたのは、とあるファミリーの庭の一角にある工房。今でもその工房は現役で稼働していて、100%手作りのアイテムを日々生み出しているんです。

それだけではありません。創業当時は、すべてのラベルのデザインもシガールの「手描き」にこだわっていました。コーヒーのシミで風合いを出したりと、それはまさに「愛から生まれた芸術品」。当時からの変わらないこだわりは今でもいたるところに散りばめられており、きっとSABONの商品が「インテリア」として素晴らしい役割を果たすのも、そういったこだわりが詰まっているからなのでしょう。

「モノ」は売らない

その愛の深さは、ふたりのビジネスの進め方にも如実に表れています。

SABONの魅力に目をつけた世界の商社から取引の話が持ち上がった時、どんなにいい条件だったとしても、簡単に「Yes」と言うことはなかったそうです。なぜなら、彼らが扱っているのは「モノ」ではなく、SABONのフィロソフィだから。心の底からプロダクトを好きになってくれた「仲間」とだけ握手をする。そうやって、このブランドは世界に広がっていきました。 

「同じもの」がない

そんなSABONの中でも、ギフト用のパッケージはとりわけ特別な存在。世界中のアートからインスピレーションのかけらを集めたシガールがシーズンごとにストーリーを練り上げ、ゼロから作り上げるので、今までと同じデザインが出ることはありません。そして、ひとつひとつが独自の芸術性に満ち溢れていて、心躍るものばかり。

そう思うと、アイテムごとのスペシャル感がぐっと増してくると思いませんか?

ずっと残る

そして、SABONのアイテムを特別な存在にしている最も大きな要素のひとつが、「使って終わりではない」ということ。たとえ中身がなくなってもずっと手元に残しておきたくなる容器は、花瓶やちょっとした小物入れとしても部屋を素敵に演出してくれます。

デザインにこだわっている紙のパッケージだって、工夫次第で可愛い「しおり」や「ロゼット」として生まれ変わらせることができます。

「ずっとそばに置いておきたくなる」。アイテム自体のクオリティもさることながら、これこそがSABON最大の魅力ではないでしょうか。

 今年、大切な人にギフトを贈るなら、そんなストーリーを持った「SABON」にしてみては?