18歳の誕生日に届いた、天国からの手紙。「あなたが1歳のとき、家族みんなで書いたの」

18歳の誕生日を迎えたアビー・バン・メートルさんの元に届いた、誕生日プレゼント。それは100年以上前のものと思われる、木でできた大きな箱でした。

そして両親は、彼女にこう語りかけたのです。

「あなたが1歳の誕生日を迎えたとき、親戚全員があなたに向けて手紙を書いたの。これは、その手紙が入っているタイムカプセルよ」

17年前に書いた
「18歳のあなた」へ

アイデアは、父親のケントさん。 

大きな木箱のなかには、将来18歳になる彼女のために、親戚みんなで書いたメッセージカードや手紙、親戚たちの形見、そして1歳当時に発行された新聞などが入っていました。

両親は17年もの間ずっと内緒にし、その箱を大事にしまっておいたのです。

今は亡き
おじいちゃんや
おばあちゃんからの手紙も

17年の時を経て、ついにタイムカプセルを開けた彼女。そのなかには、すでにこの世を去った祖父母や叔父の手紙も含まれていたそうです。

「死んじゃったおじいちゃんやおばあちゃんたちからの手紙も入っていて、思わず泣いてしまいました。悲しくて泣いたわけじゃありません。こんな素敵なプレゼント…。今はもう会えない大切な家族と、また会話ができたような、あらためて『愛してるよ』と言ってもらえたような気がしました。今の自分にとってのアドバイスもたくさんもらえました」

3年前、事故で亡くなった
叔父さんからの手紙

アビーは、ジョン叔父さんにとても懐いていました。3枚にも及ぶその手紙の最後には、こう書かれていたそうです。

「君が18歳になって、このプレゼントを見て驚いているのを、隣で笑って見ているんだろうな」

「叔父からの手紙を読み始めて、涙が止まりませんでした。まるで生きている頃の叔父と話しているみたいで、すごく嬉しかった」

 

祖父からの手紙には、彼女が生まれてからの1年間がいかに幸せなものだったのか、びっしり。

また、当時7歳だったいとこからの手紙には、ポケモンカードが一緒に入っていて「タイムカプセルを開けたとき、このカードを見つけたら僕に返してくれない?」なんてものも。

「この先、どんなに高価なプレゼントをもらっても、今回を越えるものはないわ」

そう断言する彼女。

現在、このタイムカプセルは彼女の家のキッチンに置かれています。その理由は、いつでも手紙が読めるようにするため、だそうですよ。

Licensed material used with permission by Susie Van Metre
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