今夜、銭湯に行きたくなる!詳しすぎる「イラスト図鑑」が話題に

密かに訪れている、銭湯ブーム。人気のTV番組で紹介されたり、「銭湯部」なるサークル活動をしている企業があったりと、最近では若い人の間でも人気になりつつあります。

そんな銭湯の魅力を発信しようと、ひとりの女性がイラスト風の見取り図をFacebookに投稿していたところ話題になり、それを集めた書籍『ひつじの京都銭湯図鑑』が出版されました。

本書には、京都市内の銭湯が全部で17軒も紹介されていますが、ここではその中から少しだけ、中身をお見せしたいと思います。

京都の「銭湯」を丸はだか?

見てください、この細かい見取り図。

「怪しく光る浴槽」なんて言われたら、思わず行ってみたくなりますよね。

建物の意匠や材質、普通ならスルーしてしまいがちな脱衣所にもしっかりと目を向けているのが、この図鑑の人気のポイント。

なかには、こんな断面図で解説しているページも。

他に、取材の間に出会った人々との逸話や、銭湯でおこなわれているイベント(落語やコンサートなど)を紹介したり、吐水口の形状(どこの銭湯にライオンの吐水口があるか、気になりますよね?)、タイルの柄、ロッカーの鍵の形状、番台の作りなどが掲載されています。

のれんをくぐった気分になれる世界観!

このように味のあるタッチで、外観も紹介をしています。「古い建物が好き」という作者のこだわりが感じられますね。

ページを開くと、まるで銭湯ののれんをくぐったかのような、丁寧に描き込まれた脱衣所の内観が広がります。

いざ、今夜は銭湯へ

中には錦鯉を見ながらお風呂に入れる銭湯や、ガラス越しに60羽ものインコが見られる銭湯もあり、紹介されている17軒は、どこをとっても訪れてみたくなるところばかり。

京都に住んでいる人なら本の中からお気に入りの銭湯を探してみるのも良いでしょうし、他の町に住んでいる人も、作者のような目線で近所の銭湯を巡ってみるのも面白いかもしれないですね。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。