ユーザーごとに最適化するスニーカー革命の第一歩。Nikeの発売まであと1ヶ月!

空気圧をクッションに使った「エアマックス」、柔らかさと反発性を兼ね備えた新素材「ルナロン」など、次々と新しい技術をスニーカーに投入してきたNike。

そのNikeが新たに打ち出したイノベーションのひとつが自動レースアップですが、その技術を取り入れた「HYPERADAPT1.0」は、ボタンで締め付けがコントロールできるところも話題になりました。約半年前に公開されたコンセプト動画は、すでに400万回以上も再生されています。

ちなみに『バック・トゥ・ザ・フューチャー』からの商品化を実現したNike Magとは異なり、こちらはより実用性を重視したもの。

「HYPERADAPT1.0」の
特徴をおさらいすると…

「HYPERADAPT1.0」は自動で靴ひもを調整してくれますが、ちょうどスマホのボリューム機能のようなボタンがついていて、自分好みに締め付けをコントロールすることも可能。片方を押せば靴ひもは締まり、もう片方を押せば緩む、という仕組みです。

モーターユニットは靴底に設置されていて、操作中はLEDが輝く未来的なデザインです。バッテリーももちろん内臓で、3時間の充電で2週間ほどは使えるそう。充電も専用のパッドを磁石でくっつけるだけ、と簡単です。

より個人の足に合わせて
フィットするスニーカーへ

スニーカーを履いたとき、誰もが一度は「靴ひものわずらわしさ」を感じたことがあるかもしれません。

靴ひもの代わりに空気圧を使ったReebokの「PUMP FURY」や、ゴムで置き換えてしまう「HICKIES」など、スムースに履けて、かつ足にしっかりフィットするための試行錯誤は、今までも各社ともにいくつもなされてきていました。

しかし、足の状態は刻一刻と変わっていきます。たくさん歩いたときはむくんで大きくなりますし、季節によって靴下の厚さも微妙に異なるでしょう。繊細なフィット感をコントロールできるこの「HYPERADAPT1.0」は、まさに名前通り、あらゆる足の状態に適応できる最新のソリューション。今後はアプリなどとも連携し、よりパーソナライズされたスニーカーが楽しめることになりそうです。Nikeによれば「あくまでもその最初のステップにすぎない」と。

価格はまだ発表されておりませんが、決して安くはなさそうですよね。それでもやっぱり最新テクノロジーは気になるところ。2016年の11月28日より、まずはアメリカの一部店舗から発売が開始されるとのことですが、ぜひ体験してみたいものです。

Licensed material used with permission by NIKE
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。