家族で見た流れ星は一生忘れない!「STAR SCHOOL」

普段の生活のなかで、家族全員で満天の星を見上げる機会なんて、実はあんまりないかもしれませんね。

街中でふと見上げるのとは全然違う、大自然の中、親子でじっくり星空を味わう。今回は、そんな家族旅行を「ASOBO JAPAN」第4弾の「STAR SCHOOL」で用意しました。

「晴れてくれるかな…」
不安定な予報の中、旅がスタート

“日本まるごと家族で遊ぼう”をコンセプトにした「ASOBO JAPAN」、今回参加したのは、4万組の応募の中から当選を勝ち取った5組の家族。

実家のタンスからママが持っていた天体望遠鏡が出てきたのがキッカケだったり、写真を撮ることにハマっていて星空を撮影したいという夢を持っていたり。みんな、それぞれ星への想いを抱えて滋賀県に集まってきました。

 じつは今回、天気予報では低気圧の接近に伴って夜は「曇り」の予報が。「星」が主役の旅なのに、曇ってたらどうしよう…そんな不安な気持ちを押し殺して、目指したのは余呉湖です。

余呉湖って、知ってますか?琵琶湖のちょっと上にある、小さな湖。水面がいつも穏やかで、風がなければ鏡のようになるため、別名「鏡湖」とも呼ばれており、「日本のウユニ塩湖」としても知られているんだとか。夜は周囲に灯りもなく、天体観測には格好の舞台になるのです。

「いい写真、撮るぞ!」

余呉湖に到着すると、まずは全家族に「Canon EOS Kiss」が貸し出されました。この旅を自由に撮って、写真の楽しさを少しでも知ってもらいたいから。

写真撮るのが大好きという小学4年生の女の子は、初めての本格的なデジタル一眼レフを手に頬を紅潮させていました。そのワクワクドキドキ感が伝わってきます。

さっそくファインダーを覗いて…最初に狙うのは、どの子どもたちもパパやママ。やっぱり家族なんだな、と感じさせる瞬間でした。

星を本気で楽しむには、
まず星のことを知るべし!

と、いうワケで、まずは座学から。

JAXA宇宙教育リーダーの和田直樹さんが、星や宇宙について優しく教えてくれます。テーマは「星雲の不思議」、「ミニ宇宙をつくろう」というワークショップ。

「ママ…星雲ってなに?」

そんなヒソヒソ話も聞こえてきます。星雲とは、超新星爆発の時に発生するガスの残りが集まったもの。いろんな色や形があって、それぞれ形にちなんだ面白い名前が付いているんです。

例えば、
これはなんだかわかりますか?

©NASA

続いてコチラは?
ユラユラと揺らめいていそうな雰囲気…

©NASA

第3問。
穴が空いてるから、簡単かも?

©NASA

…といった具合に、ちょっとしたクイズで盛り上がりました。

その後はタッパーと注射器を使って「宇宙を作る」実験です。要するに、簡易的に真空状態を生み出すのですが、子ども達にとってはちょっとした工作。

パパやママも童心に返ってこの実験を楽しみます。タッパーにマシュマロをいれて真空状態を生み出すと…どうなると思います?

こんなにデッカくなっちゃった!!

体育館に出現した
巨大ドームの正体は?

実験が終わると、今度は町の体育館に移動します。なんで体育館に…?とみんなは不思議そうな表情。体育館に一歩踏み入れるとそこには…

直径10mのドームが体育館の中央に鎮座していました。みんなから思わずどよめきが起こります。じつはこれ、移動式のプラネタリウムなんです。

作ったのは世界でも珍しい「プラネタリウム・クリエーター」の大平貴之さん。小学校時代プラネタリウムに魅せられた大平さんは、ひとりでプラネタリウムを作り続け、改良に改良を重ね続けて、既存の投影機の100倍以上の星を投影でき、微細で美しい星空を描き出すプラネタリウム、「MEGASTAR」を生み出しました。「MEGASTAR-IIB(ツービー)」が再現できる星の数はなんと500万個。

星を通じて
「自分たちのこと」を知る

「MEGASTAR-IIB」が、見上げたドームに満天の星を映します。それは、この季節の星空を再現したもの。その吸い込まれそうな美しさに皆、息を飲みます。

最後は、宇宙の彼方まで移動したときに、星がどう見えるのかまでを疑似体験することができました。それはさながら宇宙旅行。今抱えているどんな悩みだって、本当にちっぽけなことなんだと思えるぐらい壮大なスケールのプラネタリウム鑑賞です。

広大な宇宙の中に、地球が、我々が生まれた奇跡。そして、人間以外の生命体と遭遇していない不思議。大平さんはこんな印象的な言葉で締めくくりました。

「星空を通じて、自分たちの存在をより深く知ること。それが、本当の天体観測なんです」

いよいよ、本当の星空を

さて、陽もすっかり沈んだあと、余呉湖へ移動します。ここでは、天体観測と同時に天体写真の撮り方をテーマとしたCanonによるカメラスクールも開催されました。

電気を消して空を見上げると…

「おおおおお!」「キレイ!」

どよめきが起こります。昼間の心配をよそに、そこには、降ってくるような満天の星が待っていました!

やはり4万組の抽選をくぐり抜けてここへ集まった5家族。何か持ってます。しかし、感動したのはそれだけではありませんでした。この後さらにそれを強烈に感じさせる出来事があるのです…

天体写真家の中西昭雄さんのアドバイスのもと、望遠鏡を覗いたり、星空の撮影で盛り上がる家族たち。

「冬の大三角どれだっけ?」

「あのオリオン座の赤い星と、その左のこいぬ座の星と…」

さっそくプラネタリウムでの学習を活かすパパ。

「パパー、どこ押したらいいの?」

「パパ〜どこ〜?」

カメラの操作についても、暗い中、どの家族からもパパを呼ぶ声が上がります。なんだかんだ言っても、パパが大黒柱なんだと感じさせる一面です。

「やった、すごくキレイに星が写ってる!」

撮った写真を確認して、そんな声が上がった、その時でしたーー。

「一生に一度モノ」を目撃!?
キセキの流れ星

「わああああああ!!!」「あれ見て!!!!」

東の空を見ると、そこには火の玉を思わせるほど巨大で、一段と明るい流れ星が。長い長い尾を引いて地面に向かって落ちていきます。画像には写っていませんが、ちょうど木の上空から真下へ落ちていく感じで。

スーーーーーーーーッ。それは、とてもゆっくり流れると、水平線の手前でフェードアウトするように消滅しました。

時間にすればほんの2、3秒のことだったでしょう。呆然としていた一同は、流れ星が消えると同時に感情を爆発させました。

「なにあれ!!」「あんなの見た事ない!!!」「お願いごとした!?」「忘れてた!!」

中西さんも、興奮気味に話してくれました。

「いやー、あんな大きな流星、一生に一度見られるかどうかだよ!奇跡だね!」 

残念ながら写真に収めることはできませんでしたが、キセキの流れ星のおかげで、天体観測はさらにヒートアップ。

「あ!また流れ星!」

「あれは飛行機だよ」

「あはははは」

 

その後、空は急激に雲に覆われ始め、星たちの姿も見えなくなったところで、天体観測は終了。冷えた身体にはクックパッド監修の星形クッキーと温かい飲み物が嬉しい限りです。

本格的なものは初めてという家族も多い中、最高の天体観測体験となりました。

旅の最後は
親子でプラネタリウムづくり体験

翌日は、学研プロデュースのプラネタリウムづくり。このプラネタリウムも、大平さんが監修したものなんだそうです。

大人向けなので作るのはやや難しいのですが、家族で協力して組み立てていきます。その光景は、まるで夏休みの宿題をみんなで手伝っているみたい。

苦労しながら自分たちで作り上げたプラネタリウム、きっと自宅の天井に投影するたびに、今回の旅を思い出すことでしょうね。

子どもも大人も、
瞳が星みたいに輝いた旅!

今回の旅に親子4人で参加した久保木さんが次のように語ってくれました。「小学校高学年になる長女が難しい年頃になり始めた中、内容の濃い素敵な時間を過ごせて本当に良かったです。家族にとって一生忘れられない、素敵な思い出ができました」

こうして、「星づくし」の旅は幕を閉じました。

この2日間を通じて、子どもたちの瞳は、いや、大人たちの瞳も、まるで星空のようにキラキラと輝いていました。きっと、普段はあまり意識することがないかもしれない「家族の絆」が、一層強く感じられた旅になったことでしょう。

「旅自体」を楽しめる
自動運転機能

今回も、家族の移動に使われたのは日産の新型SERENA。

いつも軽自動車を長距離運転して職場へ移動するという中橋さんは、車間距離の調整やハンドル操作を車が自動的にサポートしてくれる「プロパイロット」にとっても感動していました。

「運転中に余計な気遣いが要らないからラクですね。視野も広がります。いっつも目的地に着く頃には疲れちゃって休憩したくなるけど、これなら遊びに行った時も疲れないで旅行を満喫できそうです。それに、積載量のわりに大きさを感じないし、取り回しがラクですね。全席でスマホが充電できるのもすごく便利!」

ASOBO JAPANについて

「ASOBO JAPAN」は、他にもスペシャルな家族旅行をいろいろと実現しています。興味のある人は、以下のレポートをチェックしてみてくださいね。

「ASOBO JAPAN」プロジェクト参加一覧

日産SERENACanon EOS KissGAKKEN学研キッズネットTHE NORTH FACEクックパッドadidas

「ASOBO JAPAN」には、これらの企業やブランドが参加しています。それぞれの特徴を活かした“遊び”をぜひ楽しんでくださいね。