早起きが苦手だったぼくが「朝型人間」になれた3つのコツ

「実験と失敗を繰り返し、半年かかった」と前置きをしながらも、早起きが苦手だった自分がどのようにして朝型人間になれたか、をまとめたJeff Haden氏。

彼が「Inc.」に寄稿した記事は、耳触りのいい簡単な早起きメソッドでもなければ、非現実的なアドバイスでもありません。様々な試行錯誤のなかで、自分の体にとってのベストな「起床」を見つけ出したのです。

01.
徐々にではなく
一気に「早起き」へ変えてみる

よく見かけるのが「毎日少しずつ早く起きるようにしていきましょう」というアドバイス。たとえば「予定の時間より15分早くアラームをセットしましょう」といったもの。それらは論理的には正しいのかもしれませんが、なぜか私には合いませんでした。

それまでの私は自宅で仕事をしていたこともあり、決まった起床時間がなく、自分の起きたい時間にベッドから出ていました。ただ、なんとなく「8時くらい」が目安になっていたのです。

なのでさっそく、起床時間を決めるべく「8時」にアラームをセットするように切り替えてみたのですが、これが最悪で大失敗。8時にアラームを止めてはいるけど、そのまま30分から1時間ほどゴロゴロしたり、ベッドの端に座ってボーっとするようになってしまったのです。表向きには起きていても、早起きが成功している感覚などありませんでした。

そんなナンセンスな数ヶ月を過ごしたあと、ふと直感で「6時」に設定してみました。8時でさえ苦しんでいたのに、一気に2時間早くしてみたのです。とくに理由もなければ、うまくいくかどうかもわからなかったけど、そのチャレンジにワクワクしました。すると、

「起きれた」

目新しさと自慢したかった気持ちからかもしれませんが、成功したのです。もしくは「6時」が私にとってのベストな起床時間だったということかもしれません。私は明け方に目を覚ましてしまうことが多かったのですが、8時まで眠ることが逆に睡眠の質を下げていた可能性もあります。

この日以降、とくに夜が遅かったとき以外は6〜7時に起床する習慣がつきました。

02.
毎晩、同じ時間に
ベッドにむかう

私は夕食後、少しテレビを見て、たまに散歩に行くこともありますが、たいてい20〜21時にはボーっとしてくるのでベッドに入るようにしています。ホットドリンクを飲み、ノートPCで明日のスケジュールを確認し、Kindleを読みながら、睡眠まで1〜2時間を費やすのです。

毎日同じ時間にベッドに入る習慣作りは、あなたが早く眠りに“落ちる”のを促し、起床時の体調にも影響します。

私は22時くらいになると、もう頭がシャープに働かないし、夕食後に仕事をするのも好きではないので、個人的に「早寝」は簡単なことでした。そして「早寝」は「早起き」へとつながっているのです。

03.
朝が楽しみになるような
「ルーティン」をつくる

この習慣づくりは、間違いなく重要です。そして行動経済学者のダン・アリエリー氏の言葉を借りれば「代替報酬のメソッド」がポイントになるでしょう。どういうことかと言うと、ちゃんと自分にとって意味のある「喜び」を用意してあげるのです。たとえば私の場合、コーヒーが楽しみで早起きするのであって、「さあ生産的な1日にしよう」なんて思いながら起きているわけではありません。

・コーヒーを飲んでフランス語の勉強をする
・腕立て伏せを5回する
・シャワーを浴びて着替える
・朝食をとる

私はこれらのルーティンを楽しみにしていて、全てが終わらないとスッキリしないのです。結果的に起きてからすぐに仕事のことを考えるよりも、この「ルーティン」を行うことで、より生産的になれるはず。

そしてルーティンを終える頃には起床から1時間ほど経っているので、仕事を始めたくてうずうずしているものなのです。

Licensed material used with permission by Jef Haden
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。