「自分を大切にしよう。話はそれからだ」。10歳の哲学少年、バオくんのいじめ論が深い

小学校へ通学せず、自宅学習という方法を選んだ、10歳の哲学少年こと中島芭旺(ばお)くん。学校でいじめにあっても負けることなく、その小さいカラダからは想像できないほどしっかりとした軸を持ち、「本を出したい」という自分の夢もカタチにしてきました。

そんな芭旺くんの著書『見てる、知ってる、考えてる』では、いじめを受けたときに感じた困難に立ち向かう強さや、生命力を感じさせる言葉がたくさん並んでいます。

01.

僕は
いじめられていた頃の自分に
言いたい。

死ぬ必要はない。
あなたは何も悪くない。
ほっとけ。

02.

いじめられて怒っていた。
いじめた人に怒っていたと思っていたけど、
いじめた人に怒っていたんじゃなかった。
いじめられたのに誰にも言わなかった。
誰の事も
自分の事も
信じられなくて誰にも言わなかった自分に怒っていた。
やめてよって思ってた。
やめてよっていうのも
自分に
ずっとそのままでいるのはやめてよって
いうメッセージだったんだ。

自分の声を大切にしたら嫌な事は全部無くなった。
自分で守れるんだ。
自分で自分を守るんだ。
自分の声に耳を傾ければ自分は守れる。

03.

自分を大切にしよう。
話はそれからだ。

04.

学校に行きたくなくても行っていた頃、
僕は生きていたけど死んでいた。
自分の声を無視し続けて、
僕は僕を殺していた。

あの頃の僕に言いたい。

自分を生き返らせるんだ。
僕ならできる。
未来の僕は生き返ってるぞ。

05.

勇気を出した人に世界は優しいし、
勇気を出した人の世界は広がる。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。