「地雷のない世界」を目指して開発中のドローンに、支援が殺到!

1億──。これは、いまだ世界中に眠ったままの地雷の数。さらにいうと、この負の遺産のせいで、毎日10人もの一般市民が死亡・負傷する事態となっている。

この状況の中、「10年以内に世界中のすべての地雷を撤去すること」を目指して立ち上がった企業が、オランダのMine Kafon社。たしかに、彼らが開発中のこのドローンさえあれば、そんな未来も決して夢物語ではないかもしれない。

従来の20倍の速度で
爆破処理が可能

こちらがその、地雷処理ドローン「Mine Kafon Drone」。人や犬による従来の作業と比較して、20倍高速で撤去が可能だそう。さらに、彼らが負傷するリスクも低下するうえ、安価で済むなどポジティブなことばかり。

それでは、実際の地雷処理プロセスを紹介しよう。大きくわけて、以下の3ステップを踏むことになる。

ステップ1
「3Dマッピング」

まずは、危険なエリアを飛行し、GPS機能を用いて3Dマップを作成。

ステップ2
「地雷探知」

地雷をセンサーによって探知し、場所を特定。

ステップ3
「爆破処理」

ドローン下部に取り付けた専用アームを用いて爆発物を地雷の上に投下し、処理。

世界中から
賛同の声が相次ぐ

「Mine Kafon Drone」は、現在クラウドファンディングサイト「kickstarter」にて資金調達中。期限まで2週間以上を残しながらも、目標金額の70,000ユーロ(約790万円)に対して、倍近い135,000ユーロ(約1,500万円)以上が集まっている。それはこの開発が賞賛に値することの何よりの証明になるはずだ。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。