「忘れ去られた廃墟」を求めて旅する写真家

クリスチャン・リヒターは、1979年にドイツ民主共和国で生まれました。ベルリンの壁が崩落したときはまだ子どもで、当時から古い建物を駆け回って遊んでいたそうです。

本格的に写真にこだわり始めたのは、2011年の終わりごろから。もう誰も立ち入らなくなった廃墟を巡ると、とても美しい建築やインテリアに出会うことがあるのだとか。

「場所は秘密です」。

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「シンプルに、老朽化している建物に魅力を感じます。その模様や質感を目の当たりにするたび、これが永遠にあるものではないのだと気付かされます。どこで撮影したかは、場を守るために明かしていません。廃墟の写真プロジェクトは、ここ7〜8年でドイツ、フランス、ベルギー、イタリア、ポーランドと模索を続け、1,000件以上を訪れました。いまも古い建物を探すためにヨーロッパを旅し続けています」。

雨風による経年変化もありますが、当時の空気がそのまま流れているように感じるミステリアスな雰囲気が醍醐味だとか。なかには15年以上誰も足を踏み入れていないであろう場所も。そのほかの作品は、以下のリンクから確認できます。

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Licensed material used with permission by christian richter
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